日本でお馴染みの英検。近年では大学受験に活用ができるなど、その価値は従来より高まっています。
英検は日本独自の英語能力検定のため、IELTSやTOEFLのように海外進学や移住などで使用されることはありませんが、フィリピン留学においても日本人の親子留学や高校生の単身留学にて英検対策を行いたいというニーズが根強くあり、コースを開講している学校があります。
この記事では英検の基本的な情報と、フィリピン留学で学べる英検コースがある学校を紹介します。
英検とは
正式名称を “実用英語技能検定”と呼び、公益財団法人 日本英語検定協会が主催し、文部科学省が後援する英語能力検定です。
利用できる大学などの機関は、ほぼ日本国内とはなりますが、古くから子供から大人まで幅広い層が受験をしており、特に小学生〜高校生まではTOEICより受験者が多く、年間250万人以上が受験する国内最大の英語能力検定です。
レベル分け
1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級の7段階あります。
※2025年より2級と準2級の間に新しい判定級が導入される予定です。
試験で扱われる内容
TOEICがビジネスシーン、TOEFLがアメリカのアカデミックシーンから出題されるのに対し、英検は身の回りの日常会話から、教養を深める社会的な題材まで幅広いシーンが扱われます。
試験問題
四技能（Listening / Reading / Speaking / Writing）のバランスを重視しており、日常生活からアカデミック、ビジネスまで幅広く使われる英語力を測ることができます。なお、4級及び5級は、Listening / Readingのみ扱います。
一次試験は筆記にてListening / Reading / Writingが扱われ、その合格者は二次試験としてSpeakingを面接形式にて合否判定されます。
結果判定
TOEICやTOEFL、IELTSのようにスコア判定ではなく、各級の合否判定となります。
成績表には合否判定だけでなく、外国語運用能力の国際評価基準であるCEFRに対応した英検CSEスコアや、合格ラインをどの程度上回ったか、あるいは下回ったかなども示されます。
英検コースを開講している学校一覧
英検が日本でのみ活用されていることから、一部の日系の語学学校のみが英検コースを開講しています。
First English Global College
日本にある有名学習塾を運営する企業が、日本で培ったノウハウを活かしたカリキュラムで成果を上げています。既に1級合格者を輩出するなど、学校も絶対の自信を持っている英検コースです。
中学生以上の大人向けコース以外にも、子供向けの英検コースも設定されており、親子留学でお子様の英検対策を行いたい場合にも対応可能です。
| コース | 英検コース Kids英検コース (4歳～小学生) |
| 対応レベル | 英検 5級〜1級 |
GLC (旧IDEA CEBU)
| コース | Intensive 英検セブコース Ultra8 英検セブコース |
| 対応レベル | 英検 3級〜準1級 |
教材は独自に開発したe-Learning向けの教材を使用しており、授業以外の自習時間も語彙力や試験の傾向などを徹底して学習できるようにプログラムされています。
コースも2種類設定されており、一般的な英語力向上と合わせて英検対策を行いたい方向けと、フルタイム英検対策に投じたい方向けのコースに分かれています。
フィリピン留学で英検コースがある学校ついて、いかがだったでしょうか。
留学期間すべての英検コースにて学ぶこともできますが、数ヶ月の留学となる場合、ESLで実用的な英語力を身につけ、留学後半に英検コースを受講するという方法をとることも可能です。
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