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フィリピン留学がIELTSに強すぎる理由!伸ばすならこの学校を狙え!

IELTSはTOEICやTOEFLと並ぶ英語能力を測る検定で、海外への進学や就労、移住の際にはそのスコアが必要になります。

近年では世界的に受験者が急増しており、今では最もグローバルに通用する英語検定の一つと言っても過言ではなくなりました。その通用度の高さから、日本でも受験者数が増えており注目を浴びていますが、まだ国内ではTOEICほどの教材やスクールが充実しておらず、スコアアップのノウハウの蓄積がまだ不足しているという状況です。

そのため、フィリピン留学にてIELTSのスコアアップ対策を行う留学生は非常に多くなっています。その理由として、IELTSはフィリピンで最もポピュラーな英語検定はIELTSのため、古くからスコアアップ対策が非常に進んでおり、ハイスコア所持者や教えられる講師がたくさんいるためです。そのため、欧米の語学学校のIELTS対策を凌ぐスピードでスコアアップを狙うことができます。

この記事では、IELTSはどのような検定か、フィリピン留学におけるIELTSコースの特徴、そしてオススメの学校を紹介します。

1. IELTSとはどんな試験か?

IELTS (アイエルツ)とはInternational English Language Testing Systemの略で、イギリスのケンブリッジ大学英語検定機構、British Council、オーストラリアのIDP Educationが協同で運営する英語能力を測る検定の一つです。

世界で年間350万人以上が受験している知名度のある英語能力検定で、世界で11,000以上の大学などの機関で採用されています。

イギリスで生まれた検定のために、イギリス・オーストラリア・カナダといった英連邦諸国への進学や就労にて用いられてきましたが、近年ではアメリカでも採用が増えており、3,000を超える教育機関で認定されており、4年生大学の99%が英語力証明としてIELTSを採用するようになりました。

1-1. 利用目的によって変わる2つのモジュール

IELTSは目的にあわせて2種類のテスト (モジュール)があり、利用目的によってどちらかを受験します。

  • アカデミック・モジュール
    大学、大学院、専門大学などへの進学で利用
  • ジェネラル・モジュール
    中等教育機関への進学、就労や移住などのビザ申請、一般的な英語能力の証明で利用

テストで扱われるテーマが変わってくるため、語学学校を検討する際は、どちらのモジュールを対象としたコースなのか、必ず確認する必要があります。

1-2. 試験内容と試験時間

Listening / Reading / Speaking / Writingの4スキルを測る試験になっています。ListeningとSpeaking は各モジュール共通となりますが、ReadingとWritingは各モジュールによって扱われるトピックが異なります。

モジュールによるトピックの違い
  • アカデミック・モジュール
    大学など教育機関に入学する人に求められるトピック
  • ジェネラル・モジュール
    日常生活や仕事などで利用される内容に基づくトピック
各セクションの内容
セクション時間内容
Listening30分話の要点や特定の情報を聞き取る能力、話者の意図や姿勢、目的を理解する力、議論の展開についていく力など幅広いリスニング力が問われます。
Reading60分さまざまなタイプの問題(選択問題、正誤問題、組み合わせ問題、見出し・主題の選択、文章・要約・メモ・表・フローチャート・図表の穴埋め、記述式問題)が出題されます。
Writing60分どちらのTaskでも、質問に適切にこたえているか、解答は論理的か、幅広く正確なボキャブラリー・文法が使用されているかが評価されます。
Speaking11分〜14分質問に答えながら、日常の話題や出来事について情報を伝え、意見を述べるコミュニケーション能力、与えられたトピックに関して適切な言葉使いと一貫性を持って、ある程度の長さのスピーチをする能力、説得力のある意見を述べ、物事を分析、議論、推測する力などが問われます。
合計2時間45分
引用) 日本英語検定協会

1-3. 受験方式

ペーパーでの受験と、コンピューターに解答を入力する受験があります。どちらも内容、難易度、採点方法に違いはありません。

ただし、Speakingの試験は、コンピューターであっても試験官と対面で行われます。

1-4. 結果の受取方法

試験結果は筆記試験から13日目に、オンラインで結果発表となります。

1-5. 日本での受験・受験料

日本国内での試験会場は、全国13の都市で行われており、年間の試験実施日は36日以上設定されています。
受験料は25,380円 (税込)となっています。
※2023年11月現在

日本国内では2つの主催団体の試験が行われています。ただし、実際の試験を行う団体は複数あり、各々の団体に申し込みを行う必要があります。

主催団体日本での試験実施団体
British Council日本英語検定協会
IDP Education日本スタディ・アブロード・ファンデーション (JSAF)
バークレーハウス
北九州予備校
IDP IELTS 札幌テストセンター
IELTS 公式サイト|公益財団法人 日本英語検定協会

IELTS(アイエルツ)の公式テストセンターのウェブサイトです。安心と実績の日本英語検定協会が運営す…

IELTS(アイエルツ)の公式テストセンターのウェブサイトです。安心と実績の日本英語検定協会が運営する公式IELTS(アイエルツ)は、アメリカ・イギリスを含む世界中の機関が認定する海外留学や海外移住に…

https://www.eiken.or.jp/ielts/

1-6. 評価方法・有効期限

IELTSの成績 (スコア) は1〜9まで0.5刻みの段階評価となります。スコアは4スキル別で評価され、その他総合評価としてオーバーオール・バンドスコアで評価されます。

またスコアの有効期限は2年間となっています。

スコア評価詳細
9エキスパートユーザー十分に英語を駆使する能力を有している。
適切、正確かつ流暢で、完全な理解力もある。
8非常に優秀なユーザー時折、非体系的な不正確さや不適切さがみられるものの、十分に英語を駆使する能力を有している。
慣れない状況においては、誤解が生ずることもありえる。込み入った議論に、うまく対応できる。
7優秀なユーザー時折、不正確さや不適切さが見られ、また状況によっては誤解が生ずる可能性もあるが、英語を駆使する能力を有している。複雑な言語も概して上手く扱っており、詳細な論理を理解している。
6有能なユーザー不正確さ、不適切さ、および誤解がいくらか見られるものの、概して効果的に英語を駆使する能力を有している。
特に、慣れた状況においては、かなり複雑な言語を使いこなすことができる。
5中級のユーザー部分的に英語を駆使する能力を有しており、大概の状況において全体的な意味をつかむことができる。
ただし、多くの間違いを犯すことも予想される。自身の分野においては、基本的なコミュニケーションを行うことができる。
4限定的ユーザー慣れた状況おいてのみ、基本的能力を発揮できる。
理解力、表現力の問題が頻繁にみられる。複雑な言語は使用できない。
3非常に限定黄なユーザー非常に慣れた状況おいて、一般的な意味のみを伝え、理解することができる。コミュニケーションが頻繁に途絶える。
2一時的なユーザー確実なコミュニケーションを行うことは不可能。慣れた状況下で、その場の必要性に対処するため、極めて基本的な情報を単語の羅列や短い定型句を用いて伝えることしかできない。
英語による会話、および文章を理解するのに非常に苦労する。
1非ユーザーいくつかの単語を羅列して用いることしかできず、基本的に英語を使用する能力を有していない。
0非受験者詳細可能な情報なし。
引用) 日本英語検定協会

2. 教育機関で求められるスコア

一般的に欧米諸国への進学する際に必要となるスコア (アカデミック・モジュール)は、下記の通りです。

  • 専門学校進学 IELTS 5.5
  • 大学進学 IELTS 6.0
  • 大学院進学 IELTS 6.5~7.0

※専攻学科により必要スコアが異なったり、各セクションのスコアごとに最低スコアが設定されていることもあります。

3. フィリピン留学のIELTS対策コース

多くのフィリピンの語学学校にはIELTSコースを開講しており、TOEICやTOEFLの比ではありません。日本国内の英語スクールとはまったく異なる構図になっています。

3-1. IELTS7.0にも対応できハイレベル

「フィリピン留学は初級者向けで上級者には向かない」という話を耳にすることがありますが、それはまったくの間違いです。

フィリピンの語学学校には、IELTS6.5や7.0という大学や大学院に進学できる“いわゆるハイスコア”を獲得することを保証しているコースがある学校が数多く存在します。欧米留学においてもIELTS7.0というのは最上級レベルとされており、そのスコアを保証できるコースを持つフィリピンの語学学校は、欧米留学にまったく引けを取らないレベルにあると言えます。

なぜフィリピン留学はIELTS対策のレベルが高いのか

フィリピンでは古くから就労や移住を目的として海外へ行く人が多く、ビザを取得するためにIELTSスコアを必要とする人が非常に多い国です。そのため、公式試験会場になっている語学学校で実施されるIELTS公式試験には、留学生よりもフィリピン人受験生の方が多いほどです。

それほどポピュラーな試験のため、フィリピン人向けのIELTS対策スクールもたくさんあり、古くからIELTSのスコアアップ実績がある講師やカリキュラムが既にあるという事情があります。

その実績十分のカリキュラムを外国人留学生向けにアレンジしたものが語学学校で用いられており、IELTSハイスコア所持者である講師たちが教鞭をとっています。さらに、日本では伸ばしにくいSpeakingスキルについても、マンツーマンレッスンで徹底的に鍛えることができるため、短期間で最大の効果を出せる環境になっています。

3-2. IELTS6.0取得までの目安期間

必要となるスコアは進学先などによって異なりますが、一般的に英語力で足切りをされることがないスコアはIELTS6.0とされています。

英語力が上がれば上がるほど、英語力の伸びは鈍化する傾向があるため一概に言えませんが、欧米留学ではIELTSのスコアを0.5上げるのに約10週間かかると言われています。

一方、フィリピン留学でIELTS対策を得意とする学校であれば、10週間で2倍の1.0以上スコアアップを狙う事も可能です。これは豊富な学習時間やマンツーマンレッスンの効率の良さがなせる技と言えるでしょう。

このため、欧米諸国への進学を目指しており、IELTSスコアが必要な人にとっては、目標スコア獲得までの時間を圧倒的に短縮でき、さらに費用も節約することができます。

フィリピン留学で初級者がIELTS6.0に達するまでの目安
期間英語力の伸び
入学時初級レベル (IELTS3.5相当)
4週間ESL (一般英語) コースにて英語を話す事に対するハードルが下がる
8週間英語に耳も慣れてきて講師の言っている事も無理なく理解できる
12週間IELTS5.0〜5.5をクリア
16週間IELTS5.5をクリア
20週間セクションによってはIELTS6.0を超える。早い人はこの時点でIELTS6.0をクリア
24週間IELTS6.0をクリア

初級者は急がば回れ

将来の海外進学を予定している人で、現在初級レベルの場合にも関わらず「将来IELTSスコアが必要だからIELTSコースを受講しよう」とは考えないでください。

初級レベルでは基礎単語や文法力が圧倒的に足りておらず、IELTS対策を行う段階になっていません。無理にIELTSコースを受講しても講師の言っていることが理解できなかったり、非効率な学習体型になってしまうことも多く、結果的に英語力の伸びが鈍化してしまいます。また初級者でも受講できるIELTSコースを設置する学校もありますが、そのようなIELTSコースの内容は基礎固めが中心となり、あえて割高な費用をかけて受講するメリットはあまり感じられない場合もあります。

そのため、初級者はIELTS4.0 / TOEIC500相当の英語力に達するまでは、ESL (一般英語) コースで基礎固めをした後に、IELTSコースを受講した方が効率の良い学習が可能です。

3-3. フィリピン名物“IELTSスコア保証”とは?

欧米留学ではあまり耳にしませんが、フィリピン留学にはIELTSスコア保証コース (点数保証コース、Guaranteeコースとも呼ぶ)が開講されています。

この保証コースは、入学時の英語力に応じて設定される保証スコアに達することができなければ、スコア獲得まで無料で受講が継続できるなどの特典があるコースを指します。

スコア保証の内容 (学校により異なる)
  • 基本的に12週間コース
  • 入学時の英語力から保証スコアが設定される
  • 保証スコアに達しなかった場合、授業料無料で延長し留学を継続できる
  • 公式試験の受験料を学校が負担してくれることもある
  • 担当講師が経験豊富な精鋭になることがある

※保証の適用には出席率100%などの条件があります。詳細はお問い合わせください。
※延長時に無料となるのは授業料のみで、寮費やビザ費用などは必要。

なお、スコア保証コースがあるということは、そのスコアまでは高い確率で達成できることに学校が自信を持っていることの証明でもあります。このため、スコア保証不要の方でも、このコースがあるかどうかは学校の力量を見定める上で重要なヒントになるでしょう。

IELTS
IELTSのスコア保証コースがある今オススメの学校

フィリピン留学には欧米留学ではあまり無いIELTSのスコア保証コースがあります。IELTS…

フィリピン留学には欧米留学ではあまり無いIELTSのスコア保証コースがあります。IELTSスコア保証コースとは、12週間(一部8週間)のコースで受講後にIELTS公式試験を受験後、規定のスコ…

3-4. IELTS公式試験はフィリピンでも受験可能

IELTS公式試験はフィリピンのマニラ、セブ、ダバオ、イロイロ、バコロド、バギオなど各都市で受験が可能です。

また、公式試験会場として語学学校が指定されていることがあります。セブのSMEAG、CGスパルタキャンパス、EV、CPILS、CIA、バギオのPINESなどが該当しますが、このような学校はIELTS対策に自信を持っており、また慣れた環境で受験できることから候補にしてみるとよいでしょう。

公式試験はおおよそ月1回開催されています (学校によりさらに高頻度で実施)。受験する際は2週間以上前に願書を提出する必要があり、また定員があるので早めに申し込みをすることをオススメします。

4. IELTS対策でオススメの学校

セブ・シティエリア

English Fella 2

セブでIELTS対策にいち早く取り組み高い実績を出し続けている人気校。講師は専門の講師陣となりIELTSのリソースセンターも併設し、徹底的に講師、カリキュラムを管理し学生のスコアアップにこだわり運営されている。

EV academy

セブのスパルタの名門として有名なEV academyはIELTSの公式試験会場にも選ばれている。講師トレーニングにも非常に高い力を入れており常に結果が求められるIELTS対策コースも内外から高い評価を得ているおすすめ校。

CG スパルタキャンパス

平日外出禁止、1日12コマの授業時間を誇るスパルタ式ルールを採用する人気校。スコア保証コースも開講されており、公式試験会場にも指定されているため実力十分な体制でIELTSスコアを伸ばすことができる。

セブ・マクタンエリア

CIA

2022年に新築移転したキャンパスはフィリピン最高レベルの施設。IELTS対策にも早い段階から取り組んでおり長年高い結果を出し続けセブでのトップレベルの人気を誇っています。講師のトレーニングも頻繁に行い常により高いレベルを目指すスタイルの学校で信頼度も高くおすすめ。

Cebu Blue Ocean Academy

バギオにある名門PINESの姉妹校となり、PINESより講師が派遣されている。PINESの中から精鋭の講師陣をBlue Oceanに派遣して授業を行なっているのでそのクリティーはしっかり保証されている。

バギオエリア

JIC Baguio

フィリピン留学で一番最初にIELTSスコア保証コースを導入した老舗校。IELTS対策では高い実績と評価を誇るおすすめ校。講師の質も折り紙付き。

PINES IELTS Specializedキャンパス (旧チャピス)

スパルタ式で有名なバギオの名門校にして人気No1の学校。IELTSの試験会場にもなっており、IELTSコースの講師は全員が7.0以上のスコアを保持している。また、IELTS専用キャンパスのため同じ目的の学生しかいない環境もおすすめ。


IELTSコース、特にスコア保証コースは入学日が決まっていることが多いです。また各学校ごとの保証内容や規則も異なりますので、ご検討の方はお気軽にお問い合わせください。

IELTS対策でフィリピン留学について、より詳しくお知りになりたい方は、お気軽に無料留学相談フォームもしくはLINEよりお問い合わせください。また、随時オンラインでのご相談や説明会も承っておりますので、是非ご利用ください。

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