フィリピン留学ブログ

【学校訪問】日系IT留学のパイオニアKredoを徹底取材!

セブは多くの日本企業のオフショア開発先としても選ばれており、現地には日本人とフィリピン人エンジニアが共に働く企業もたくさんあります。そのリソースを利用して、英語留学だけでなく、ITエンジニアを育成することを目標とした学校がいくつか存在しています。

2016年に設立されたKredo (クレド) は、日系学校としてIT留学を掲げるパイオニア的な存在です。プログラミング経験ゼロからでも本気でやれば半年でエンジニアとして巣立つことができるプログラムになっており、英語力UPも含めて、人生の転換点となる留学を実現できる学校と言えるでしょう。

2020年3月のコロナ禍により休校になっていましたが、2023年に再オープンしました。さっそく訪問することができましたので、レポートさせて頂きます!

どんな場所にある学校?

セブの語学学校は、以下の2つのエリアのいずれかにあり、Kredoははセブシティエリアにある学校です。

  • セブシティエリア
    セブ島最大都市であるセブ市とその周辺の学校を指し、利便性の高い生活が魅力です。
  • マクタンエリア
    セブ島と橋で結ばれたマクタン島を指し、空港とリゾートエリアがあります。

Kredoはセブシティの中心エリアにありセブで最も整備され安全な地区 “ITパーク”の中にあります。ITパークは高層のビルが立ち並ぶオフィス街でありながら商業施設も充実しており、ショッピングモールの“Ayala Malls Central Bloc”を中心に、各ビルには様々なレストランやカフェ、コンビニなどが入居する大変便利な街です。

セブの巨大モール“Ayala Center Cebu”や“SM City Cebu”まで車で10分ほどと近く、セブ市内はどこへ行くにしてもアクセス良好です。さらにマクタン島のリゾートエリアへは車で1時間ほどとなり週末に訪れることができます。

ITパーク内にある綺麗なキャンパス

KredoはQQ Englishと協業しIT留学を提供しているため、レッスンを行う校舎はQQ Englishを利用することになります。

校舎

フロアに入ると大きな受付カウンターがあり、中では多くのスタッフが慌ただしく働いていました。

かなり広いフロアに教室とダイニング、休憩スペースが広がっています。どれもおしゃれなデザインになっており、居心地がよさそうです。

KredoではITレッスン以外にも英語のレッスンも必須となります。英語のレッスンはパーティションで区切られたブースで行われます。

講師はオンラインとオフラインのどちらも受け持っているため、日本にてオンラインレッスンを担当してもらった講師に会うことも可能です。

面白いのがVIPラウンジが設置されており、1日$5で利用できます。高級感がある雰囲気になっており、落ち着いた時間を過ごしたい方が利用するそうです。

オリエンテーションやレベルチェックテストなど多目的に利用される大教室も用意されています。

プログラミングの講義が行われています。ITレッスンはフィリピン人のエンジニアが講師を担当しており、英語を使って実践的な内容で行われます。

現在、QQ Englishのフロアの下階に新しい教室を作っており、今後、こちらでKredoのレッスンを行っていく計画になっています。

訪問時はコロナによる休校から再開して、まだ1ヶ月であったため、学生数は10名程度でしたが、この拡張工事が終わると100人規模の受け入れができるようになります。

ダイニング・食事

他校のように食事が料金に含まれておらず、有料のカフェテリアがある形になります。平日だけでなく休日もオープンしています。

校舎があるITパークは、各種レストランやカフェが多数ある場所のため、外食をする形でも困ることはないでしょう。

学生寮

学校が用意しいている学生寮は、校舎と同じビル内にあるカプセルホテルです。通学プランもあるため、ご自身で他のホテルなどを予約して滞在することも可能です。

カプセルの中は思ったよりも広く、また扉の開閉や施錠もできるようになっており、プライバシーも守ることができます。

カプセルホテルを学生寮とする学校は、フィリピンでも唯一の存在です。この理由としては、学校としては教育業務に集中したいため、滞在先については近隣のホテルやエアビー(民泊)を活用してお好きな場所を確保してもらいたいとのこと。ただし、格安に留学したい方、学校と同じ場所にあると安心できる方のために、カプセルホテルを設置したとのことです。

欧米留学では、学校外の滞在先から通学するのは当たり前のことです。これに習うと、決して変わった試みではないと言えるでしょう。

学生寮のフロアにも休憩スペースがあり、こちらで自習をしたり、友達と談笑することができます。

教育面の特徴

そこで、Kredoでは、「キャリアチェンジが実現できること」「長期的に第一線で活躍できるエンジニアになること」を目標にしています。

そのために、大きな特徴となっているのがIT分野のレッスンを含めて英語で行っている点です。現在のIT業界は日本のマーケットだけでは先行きが不透明で、オフショア開発、海外企業からの受注案件など、海外との繋がりがより多く発生することになっています。

そのため、ITエンジニアとして求められる人材になるには、IT技術のみでは長期的に第一線で活躍できるエンジニアになることはできず、+αとして英語力が組み合わさることで有力な人材になることができます。

単純にエンジニアとしての教育を受けるのであれば日本で学べばよいことになりますが、英語を学ぶ、グローバル環境での業務を学ぶという趣旨であれば、英語留学が活発かつITエンジニアも豊富にいるセブで行う必然性が起こるわけです。

そして、IT留学というと、「プログラミングを学ぶ」と考える人が多いと思います。Kredoでも、もちろんプログラミングのレッスンはありますが、あまり重視していません。

この理由としては、業界の技術面での進歩が凄まじく、プログラミング技術がなくとも実現できてしまう領域が増えていっています。もちろんプログラミングの基礎知識は必要ですが、学んだプログラミング知識が5年後には不要になってしまうということは珍しいことではないそうです。

長期的に第一線で活躍できるエンジニアであるためには、単純にプログラミング知識があるということではなく、仕事の受注の仕方、顧客との技術的な取りまとめ、ニーズの解析と提案、チームマネジメントなどの、プロジェクトの上流工程を担える存在になる必要があります。Kredoではこれらを踏まえたカリキュラムになっていることから実際の現場で起こる仕事に幅広く対応できるベースを養うことができるようになります。

卒業後の就職支援も行っており、卒業生の多くはキャリアチェンジを成功させています。その中には誰もが知っている日本のIT企業、アメリカの巨大企業への転職を決めた人もおり、そのレベルの高さに驚かされます。

本気でエンジニア育成を後押しする安心サポート

CEOの横田さん (中央)は、元々QQ Englishのスタッフを勤めており、留学業界でも豊富な経験を持つ方です。誰とでも仲良くなれるユーモアあふれるキャラクターが魅力です。

実は横田さんはJICAの青年海外協力隊でアフリカに行っていた時に、教育の重要性を肌で感じて人材育成・教育の業界に飛びこんだという経緯をお持ちです。今回お話をしていても、Kredoが長期的に活躍できるエンジニア育成を目指していることがひしひしと伝わってきました。

協業するQQ Englishも含めて日系校となっているため、安心感が高い環境での生活になります。Kredoは日本人学生のみの環境になりますが、他校とはまったく異なるエンジニア教育を掲げている学校ですので気にならないでしょう。

Kredoのまとめ

メリット

  • 経験ゼロからでもITエンジニアへのキャリアチェンジが実現できる
  • 卒業後の就職支援がある
  • 海外からの仕事を受注する、海外で活躍することを想定しているので将来の選択肢が多い

デメリット

  • ITレッスンは英語で行われるためTOEIC500相当の英語力が必要になる
  • 滞在先がカプセルホテルか自己手配のみ
  • 必ず英語コースを受講する必要があり、英語上級者には不要に感じる人も

こんな方におすすめ

WEBやアプリ開発などITエンジニアを目指したい方。フィリピン留学後に役立つスキルを身につけたい方にオススメです。


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