クラークは元々アメリカの空軍基地があり栄えた都市ですが、現在も元基地のあった場所は経済特別区となっており、通常の市内とは検問所により隔離されています。HELP クラークキャンパスはその特区の中にあるという珍しい立地となっています。治安は抜群によく、日本や韓国の大学生の団体の留学生も多いときく学校です。特にオーナーの教育熱が高いことで知られる学校でもあるので、今回はそのあたりも伺いにいきました。
どんな場所にある学校？
クラーク空港の横にある特区の中にあります。この特区はかなりの広さがあり広大な芝生エリアが続いていて、車で走ってもずーと青々とした芝生が続く外の世界とは全くの別世界です。クラークにこんなところがあるんだと驚くレベルです。
学校のバンで送迎してもらったのですが、本当に道がまっすぐ綺麗に伸びていてフィリピンでこの風景が見られるとはといった感じで整然としています。
道もしっかり整備されていて広く、お店もアメリカンなデザインのものも多く一瞬アメリカかな？と錯覚してしまうレベルです。
設備
キャンパス
そんなエリアを車でひたすら走るとHELPのキャンパスが見えてきます。通常フィリピンの学校はゲートにセキュリティガードがいて、そこでマネージャーを呼び出してもらうというのが一般的ですが、HELPにはゲートにセキュリティガードがません。この特区自体かなり高いセキュリティ体制になっているので中はフィリピンで最も治安の良いエリアの1つと言われているようで、ゲートのセキュリティガードも不要ということらしいです。
校舎のエントランスをくぐると受付があります。訪問時はここにもスタッフがいませんでした。不審者は入ってこられないのでかなり安心感がある証拠ですね。
受付前の休憩スペース。全く受付スタッフが見つからないので、しばらくこちらでスタッフが出てくるのを待ちました。
5分ほどしたら担当のスタッフさんと会えたので早速キャンパスツアーをしてもらいました。
キャンパスの裏には広いエリアが広がっています。こちらは休憩スペース。
奥には運動施設が見えます。
バスケットコートもあります。あとで説明を受けたのですが、HELPのオーナーは英語学校の他に地元のインターナショナルスクールも経営しており、その学生さんもHELPのスポーツ施設を利用できるようになっているようです。
スイミングプール。フィリピンの学校では珍しく屋根があります。直射日光を避けられますし、プールサイドでまったりする時も日光を避けられるのは良いですね。
気楽に楽しめる卓球スペース。卓球は気軽に交流でき、言葉もあまり使わないので英語初級者同士の日本人と韓国人の学生さんが交流を兼ねて楽しめるアイテムとなっています。
ダイニングルーム。
最近新しくできたカフェ＆売店。学校の近くにスーパーやコンビニがないので、今までやや不便でしたが今回こちらがオープンしたので、学生さんの生活快適度がぐっと上がりました。
マンツーマンクラス。オーソドックスな作りですがスペース的には余裕があります。
グループクラス。フィリピンの学校は一般的に結構活気のある雰囲気のクラスが多いのですが、こちらはみなさんとても真剣にやや引き締まった雰囲気がありました。真剣に勉強したい人が集まる学校と聞いていたので、そういう雰囲気を求める学生さんが多いのかもしれません。
学生寮エリア
学生寮の部屋は1−4人部屋となっていますが、部屋に違いはなくベットの数のみ違うという形になります。
- 1人部屋
- 2人部屋
- 3人部屋
- 4人部屋
4人部屋はこちらに更にベットが1つ追加となるので、やや手狭感がでるかなと思います。
トイレとシャワーはシャワーカーテンはありますが床がそのままつながっているので、しゃわーを浴びるとトイレの床もびしょびしょになってしまうタイプです。
併設のインターナショナルスクール
直接は関係はないのですが、コロナの間も建設を続け2023年にオープンとなる併設のインターナショナルスクールも見学させてもらえました。
新設ということもあり、かなり綺麗で音楽教室、視聴覚室、室内運動スペースなどさまざまなクラス教室があり、既にフィリピンや韓国からの申し込みが入ってきているとのこと。
オーナーの情熱が注がれてる教育面
1996年開校とフィリピン留学のパイオニア的な存在で元学校教員だったHELPのオーナーが、いかに学生の英語力を伸ばせるかを考え続けて試行錯誤の末に辿り着いたカリキュラムは、勉強面だけではなく、しっかりプライベートとの時間のバランスなども含めてデザインされているとのこと。そしてそのカリキュラムをしっかり学生に教えることができる講師のトレーニングも厳しくマネージメントされており、その影響はフィリピン留学の他の学校にも及んでいるとも言われています。
フィリピン留学のパイオニア的存在のオーナー
HELPは本校がバギオにありますが、訪問時はコロナの影響で一時期政府に施設を貸し出していたのでそのしばらくクローズとなっているので、まずはクラークキャンパスから再開をさせてたとのこと。
元韓国で学校教師だったこともあり、教育に対する熱意がビシビシ伝わってくる方で、よりよい教育を１人でも多くの人へという志をもっています。実は今では有名な老舗校となっている学校も開校時にHELPのオーナーがいろいろとノウハウを伝授し、サポートをしたとのことです。なんでそんな敵に塩を贈るようなことをするのかと聞いたら「私は人のサポートをしたいと常々思っています。だからこのHELPという学校名も学生を助けたいという意味が込められています」とのことで、その懐の深さに頭が下がりました。
また、オーナーにはお子さんがいるのですが、障がいをもたれているとのことで、その子が元気に楽しく学べる環境をと考えた延長線上に併設のインターナショナルスクールがあるとのこと。そこには親の愛が込められているのでとても暖かな雰囲気が感じられるものになっていました。実はHELPのオーナーに会うのは今回が初めてではないのですが、毎回その教育熱に圧倒されるので、HELPの教育クオリティーは折り紙付きなだと確信をしています。
まとめ
メリットとデメリット
メリット
- 高いクオリティーのカリキュラムと教師陣から学べる
- 治安が最高に良いロケーション
- 周りに誘惑するものがないので勉強に集中しやすい
デメリット
- 徒歩圏内にスーパーやコンビニがないのでやや不便感がある
- 設備が古い
こんな方におすすめ
高校生や大学生で真剣に勉強したいという方には最高の環境だと思います。また親御さんもかなり安心できるのではないでしょうか。放課後や週末に刺激をもとめる学生さんには退屈に感じられそうな環境ですが、ガッツリ勉強しつつリラックスもしやすいバランスの取れた環境です。
