クラークの学校の中でもコース数が多く、ネイティブ講師の授業にも定評があり、派手さはないものの学生さんからの満足度が高いという評判の学校CIP。資料からは見えずらい魅力がある学校の1つでもあるので、今回実際に訪問してみました。
どんな場所にある学校?
クラークの中心から若干離れており、また大通りから奥まった場所にあるので周りはかなり静かなエリアにあります。徒歩圏内にカフェが1軒ある程度なので、外出の際は基本的にGrab(配車アプリ)の利用になります。
設備
キャンパス
周りには高い塀に囲まれた大きな家が多く、かなり近づくまでここに学校があるということがわからず、最初はやや心配でしたが学校の塀にはCIPのロゴのある看板があり見つけること自体は簡単でした。通常どこの学校も入り口には警備員がいて、警備員に担当スタッフを呼び出してもらうことでキャンパス内に入れるという形ですが、CIPは特に警備員はおらずそのまま中に入れました。もしかしたら時間帯によるのかもしれませんが、これは治安が良いことの裏返しでもあるなと感じました。
中に入るとキャンパス内はコンパクトにはまとまっている印象ですが、ビレッジのようなアットホーム感があって不思議とすぐに居心地の良さを感じる雰囲気がありました。
学生さんからのフィードバックでCIPは派手さはないのですが、居心地がよく直ぐに馴染んでしまうそんな雰囲気があるとよく聞いていて「どういうことなんだろう?」と思っていましたが、実際に行くこと長閑な時間が流れており、(写真には写していませんが)そこらじゅうで先生と学生さんが談笑していたりしていて、独特な雰囲気が出来上がっていました。
体育館もあり、放課後や週末は学生さんがよく利用しているようです。学校イベントでも各種スポーツ大会などもありかなり盛り上がるようです。
キャンパスの奥にあるスイミングプール。広くはありませんが、主に親子留学できているお子さんが利用していて、プールサイドでは大人の学生さんがのんびりする憩いの場になっているようです。
キャンパス内にあったトライシクル(サイドカー)。クラークエリアではタクシーはあまり走っておらず(ここ1−2年でタクシーの数は増えたようですが、それでもセブやバギオ、マニラと比べてると少ないです)、トライシクルを利用することも多いです。最近はGrab(配車アプリ)がメインになりつつありますが、トライシクルも経験として乗ってみるのも良いですね。
ダイニングルーム。食事時間以外の時間は自習している学生さんも多いとのこと。
のんびりした雰囲気がキャンパス中にあってキャンパスを歩いているだけで「ここに滞在するのも良いなあ」と思えてきました。
自習室。CIPは放課後の自習にもかなり力をいれており、こちらの自習室には講師も常駐しており、自習の時に何かわからないことがあれば気軽に質問ができるようにしているとのこと。このシステムが学生さんからかなり好評で、ここで自習をする学生が多いとのこと。英語力が伸びるのは授業中ではなく、自習の時間とよく言われますのでこのように自習の環境が揃っている学校は良いですね。
グループクラスルーム。こちらはIELTS対策クラスとなっていて、コロナのロックダウン中に講師はリリースなっていましたが、再開後は多くの講師が戻ってきてくれたのでノウハウが崩れることなく継続できていますとのこと。CIPは試験対策でも定評があったのでここは安心しました。
マンツーマンクラス。CIPはシニア留学の学生さんも結構多いとのこと。やはりこのビレッジ感が強く居心地が良いというのもシニアの学生さんにとっても大きな魅力だと思います。
クラークエリアといえばなんといってもネイティブ授業ですね。元々米軍基地があったことからアメリカ人が非常に多く住んでおり、他都市よりネイティブ講師が多い学校が多くなります。CIPもネイティブ授業が多く設置されているので、2カ国留学の学生さんも多く在籍しています。上級者はスラング、より自然な発音を学びたい方にはネイティブ授業はおすすめですね。
スタッフや講師ルーム。日本人マネージャーもこちらに常駐しているということで、何かあれば気軽にアクセスできます。CIPはスタッフと学生さんの距離が極めて近いのでサポート面でもかなり安心できます。親子留学の学生さんからも評価が高いのはこの近い距離感でのサポートがあるからだなと思われます。
学生寮
学生寮はシンプルな作りになっていますが、エアコンは室外機とセパレート式なので音が静かなのは嬉しいポイントですね。訪問時は満室だったので写真は学校のWEBから引用しています。
- 1人部屋A
- 1人部屋B
- 2人部屋
- 3人部屋
- 4人部屋
1人部屋にはAとBがありますが、設備的には同じとなっております。違いは部屋の場所となりBは体育館の前にあるので学生さんがプレーをしていると騒がしいというポイントがあります。静かさを求める学生さんはAの部屋を選ぶことをおすすめします。
各部屋には扇風機が設置されています。フィリピンも意外と夜は気温が低くなることがありエアコンだと寒すぎると感じる人もいたり、エアコンが苦手な方もいるので扇風機は意外と重要なポイントだったりもします。
もちろん、人数分の勉強机も用意されています。
シャワールームはトイレとかなり近く仕切りもないので、シャワーを浴びるとトイレの床も濡れてしまいます。
教育面
CIPはネイティブ講師とのグループクラスはもちろん、マンツーマンクラスもありフィリピン留学でもしっかりネイティブ講師の授業が受けられます。フィリピン人講師は文法、語彙、基本的な会話、パターンを教えるスキルが高く、ネイティブ講師は発音、スラング、より自然な表現などを教えることに長けています。この2つを組み合わせることでより高く自然な英語力をつけることができます。
また、IELTSをはじめ試験対策でも非常に高い実績を残しているので、クラークで試験対策をしたい方はCIPは非常に大きな選択肢に入ってきます。
食事
食事は韓国料理に偏ることなく、幅広いメニューが用意されているとのこと。味も美味しくビュッフェスタイルなので自分の好きなものだけをチョイスすることも可能。親子留学も多いので日本人のお子さんにも人気のあるメニューも用意されるようです。
サポート
ビレッジ型のキャンパスで訪問時もマネージャーさんは多くの学生さんから声をかけられていて学生さんの距離が本当に近いのだなと感じました。この雰囲気を作り出しているのは建物の雰囲気もありますが、やはりスタッフや講師たちの明るい性格がうまくマッチしているのだと思います。マネージャーさんも「サポート頑張ります!」という感じではなく自然体で接しているのもまた良い感じでした。エージェントへのレスポンスも早く非常にやりとりがスムーズに進む学校の1つなので、何か問題が起こっても直ぐに動いていくれる安心感があります。
まとめ
メリットとデメリット
メリット
- しっかり勉強ができるカリキュラムやシステムはありつつゆったりとした長閑な雰囲気の中滞在できる
- コース数が多く、クラークではIELTSなどの試験対策をしっかり行える学校である
- 初めての海外でも安心できるサポート体制が整っている
デメリット
- 設備面は古さが目立つ
- 外出は常にタクシーや配車アプリを利用するので移動費がかかる
こんな人におすすめ
- フィリピン留学でネイティブ講師から授業を受けたい方。特に2カ国留学の方にも2カ国目に行った際にネイティブの発音、スピードに慣れているのでスムーズに生活をスタートさせることができるので非常におすすめ。
- 細かいサポートが必要な親子留学や初めての海外という方
- クラークエリアで試験対策をしたい方