フィリピンネタ

セブの治安

最近は治安についてのご質問を頂く事がだいぶ減ってきました。

現在は年間30,000人程度の日本人がフィリピン留学に参加していることもあり、周りにもフィリピン留学経験者がいるというケースも増えてきて、フィリピン留学経験者がブログなどでも治安についてもいろいろな情報を発信しているのでリアルな状況を知ることができるようになってきました。

しかし、まだフィリピン、特にセブの治安についてご質問を頂く事もちょこちょこあります。

そこで今回は、通算して3年ほどセブに実際に住んでみて、1,000人以上の学生さんを見てきた僕が感じたことを、ぶっちゃけてみようかと思います。

当然ながら日本より治安は安定していない

まず、大前提として日本の感覚をそのままセブに持ち込めば治安は悪いです。

ただ、日本のように夜でも女性1人で歩けるという国は先進国でも殆どなく、セブは他の東南アジア諸国と大体同じレベルとなっています。

日本レベルの治安を求める人は日本から出ない方が良いですね。

本当にそんなに危ないならセブ留学はここまで人気にならない

日本でフィリピン留学が話題になり始めたのは2012年ころからです。それから4年間毎年何万人という学生さんがフィリピン留学に参加しています。その中でダントツの人気を誇るのがセブです。

本当に一般の方が日常生活で危険を感じるレベルの場所であれば、こんなにもセブ留学が話題になるでしょうか?

女性1人での留学、高校生の単独留学、小さいお子さんを連れた親子留学なども一般的となっており、初めての海外がフィリピン留学という方も今では珍しくありません。

本当にそんなに危ないならもうとっくに「セブは危険だから行かない方が良い」という流れができています。このネット社会では情報はすぐに広がりますので、その中で毎年その注目度を上げてきているセブ留学は多くの学生さんから支持を集めている証拠にもなります。

1つの事を大きく取り扱い過ぎることがある

もちろん、不幸にも強盗に遭ってしまったというケースもまれにあります。ただ、その際に「ほら見ろ!セブは危険なんだ!」と得意になって、ブログなどで報告しているケースも見受けられますが、はっきりいって留学生が強盗に遭う確率は相当低いです。

年間30,000人と言われる日本人留学生がいるなか、報告されている件数は年間数件程度です。

もちろん、報告されていないケースもあるでしょうが、それは欧米留学でもある事ですし、話をよく聞いてみれば夜道を1人で歩いていた、治安が特に悪いので近づくなと言われている場所に行っているケースが目立ち、ある意味海外にいるという認識が低く、自業自得であると言われてもおかしくないケースが目立ちます。

予想に反して被害者が少ない

最近セブにも多くの日系の学校ができてきて、門限がなく、放課後は自由に行動できる学校がたくさん出てきました。大型校でも門限無しという学校もあります。

正直言って、フィリピン留学は気楽に格安で参加できることから、学生さんの中には若いやんちゃな学生もたくさんいますし、はたから見ても大丈夫かなと思ってしまう位スキだらけの学生さんもいます。

門限が無い学校が増えてきたときに、「これは大きな犯罪に巻き込まれるケースが近々複数起こるだろうなあ」と嫌な予感がありました。しかし、ふたを開けてみれば嬉しい誤算で、そのような現象は起きていません。

あれだけの多くの学生さんが自由に生活しているわけですから、必ず危険な場所に行っている学生もたくさんいるはずです。しかし、大きな変化はなく、みなさん安全に生活をされているので、逆に「実はセブは安全なんじゃないか?」と学校関係者同士で話しているのをよく耳にします。

よくある犯罪はちょっと気を付ければほぼ確実に避けられる

セブ留学中に巻き込まれる犯罪でぶっちぎりに多いのはスリです。携帯、財布をすられたということはちょこちょこあります。

しかし、それも話を聞いてみるとレストランで机の上に置いて席を立ったり、カバンの口を閉めずに外から見える所に財布を置いてしまっていたりと、セブでなくてもすられる可能性が高い行動によるケースも多くあります。

あらかじめしっかり、ポイントを押さえておけばセブ留学ライフは恐れることはありません。

参照:「セブの治安が心配?これだけ気を付ければ安全に暮らせます。」

勘違いも多い

セブはフィリピンの中でも大きな都市となるので、治安が悪いというイメージが先行し治安面で勘違いしている学生さんも多いです。

例えば、

1.ストリートチルドレン?

セブでは子供たちが夜遅くまで外で遊んでいる事が珍しくありません。一般的な家庭の子供たちはこぎれいな格好はしていないので、それを見て「あ、ストリートチルドレンだ。怖い・・・」と言っている学生さんが結構います。

また、ストリートチルドレンに襲われるという話もありますが、彼らが襲ってくるケースはまれで、「お金をちょうだい」と言ってくることはよくありますが、断ればすぐに立ち去るケースが殆どで危険ということはあまりありません。

2.スリ?

携帯、財布をすられたという報告が多いのですが、上記の通りその中にはいつすられたのかわからなく、単にレストランに忘れてきた、タクシーで降りるときにポケットから落ちた(このケースはかなり多いです)という可能性が十分にある事も多いです。

しかし、セブにはスリが多いに違いないということで、確証はなくてもスリにすられたと言っているケースも目立ちます。

個人的なセブの治安に対する見解

国別の治安データを使って一生懸命解説しているサイトもありますが、あのデータはあまり参考になりません。なぜなら、国によりデーターの取り方がまちまちで(犯罪をどこまで警察が把握しているかも国によって大きく異なります)、統一したものではなく単純に比較できないからです。

その他、殺人事件の発生件数をだけを比べても、それが強盗なのか個人的恨みを買ってのものなのかでも治安に関しては意味が違ってきます。

僕はセブが安全なところなので心配は全くない!と言うつもりはありません。発展途上国ですし、日本の感覚で行動すれば犯罪に遭う可能性は高いです。

しかし、殆どの学生さんが安全に過ごしているという現実があり、フィリピンの「漠然とした危ないというイメージ」から間違った判断をしてしまうのは非常に残念なことだと思います。

是非噂レベルの話で誤ったセブのイメージを持ってしまうことがないようにしてもらえればと思います。

フィリピンネタ

この記事を書いた人

石原 智之

石原 智之

2006年にオーストラリアにワーキングホリデーで渡り、留学カウンセラーとなり3,000人超えの留学サポートを行う。2009年よりフィリピン・セブ留学手配を開始し、2013年にオーストラリア永住権取得。現在セブ島に常駐して、フィリピン・オーストラリア留学カウンセリング、現地サポートを担当。 » スタッフ紹介