フィリピンネタ

セブの治安

ここ1~2年でだいぶフィリピン・セブ留学が日本にも浸透してきて、以前の様に「フィリピン・セブの治安は心配です。留学しても大丈夫でしょうか。」という質問を受ける事は少なくなりました。

しかし、まだ治安についてご質問を頂く事がありますので、今回はフィリピン留学で最も人気のあるセブエリアの治安についてお話します。

通常の人より多くの情報を入手できるのでリアルな治安の実態をお伝えできます

僕は普通の人より多くの情報を入手することができます。その理由は下記の4点。

1.現在まで約2年間実際にセブで生活をしている。

2.仕事柄1,000人を超えるフィリピン留学の学生さんのサポートをしており、多くのフィードバックをもらい続けている。

3.数多くの学校スタッフと頻繁に会って学生さんの安全情報など幅広く集められる。

4.定期的に日本領事館で開催される「安全対策会議」にも毎回出席して、身の回り以外の最新の治安情報も入手できる。

安全対策会議の様子はこちら:【2015年のセブの治安について。セブ安全対策会議に出席しました。】

自分の体験、学生さんの体験、公的機関からの情報など幅広くリーチできるので、よりリアルな情報をお届けできます。

実際に来てみればイメージよりはるかに治安は良い

フィリピンはどうしても治安が悪いというイメージがあります。

確かに、ニュースでも年間数回邦人が殺害されたというものを耳にします。しかし、そのほとんどのケースは、フィリピンに昔から住んでいる人で、お金、女性、ドラッグ関係で地元の人から恨みをかってしまったケースで、留学生には全く関係のない話です。

フィリピン留学には既に述べ約10万人の日本人が留学していますが、留学生殺害、誘拐など重大な犯罪に巻き込まれたというニュースは現在のところ聞いたことがありません。

また、実際に来てみると10代、20代の女性が1人で留学しているケースも非常に多く(半数以上は女性)、しかも皆さん授業がない時間は基本的に自由に学校外に出て生活をしています。

日本で言われているような治安の悪いところであれば、もうとっくに多くの犠牲者が出ていてもおかしくありません。

なぜフィリピンは治安が悪いという情報がネット上に多いのか

しかしネット上では「セブの治安は悪い!危険!」と必要以上に不安を煽るページが多く存在するのも事実です。

その理由は大きくわけると下記の3つです。

1.自分のサイトの閲覧者を増やすため

たしかに、情報としては「こんなに危ない!こんなに犯罪率が高い!」と言った方が「意外と安全ですよ」というより閲覧者に大きなインパクトを与えられるので、話題性も高く閲覧者を増やすことができます。

自分のサイトへの閲覧者を増やすために、必要以上に危険だと主張しているケースも見受けられます。

また、実際に被害に遭ったとその様子を伝えているサイトもありますが、多くの場合夜中に出歩いていたり、危険エリアに行ったりしているケースで、通常の留学生の行動ではありません。

2.責任を回避するため

「安全ですよ」と言ってしまうと、その記事を読んだ人から「安全って聞いていたので、安心していたら犯罪にあってしまったじゃないか!」とか「その責任を取れるのですか?」などと言われる可能性があります。

その責任を回避するために、危険だということを主張するこで、何かあっても「だから言ったでしょ」というスタンスをとれるようにするため。

確かに気持ちはわかるのですが、それで必要以上に不安を煽ってしまうと、現地の来た後に実際にはそんなに危なくないじゃないかという事で、反動で無防備になってしまう事が多々あり、逆に危険です。

学生さんの安全の観点からも、現実に則した情報を提供することが重要となります。

3.日本の感覚で考えてしまっているため

海外経験が殆どない方に多いのですが、日本の感覚で考えてしまい実は海外ではよくあるレベルの話なのに「やっぱりフィリピンは危ない!」という結論を出してしまうケース。

日本より治安が悪いのは当たり前

もちろん、僕もフィリピン・セブが日本の様に治安が良い、安全だと言うつもりはありません。スリ、ひったくりなどの小さな犯罪も含めれば日本より治安が悪いのは間違いありません。

しかし、真夜中でも女性1人で外を安心して歩ける日本ほど治安が安定してくる国は殆どありません。

僕は海外旅行が趣味なので今までアジアを中心に約20カ国を旅しましたが、フィリピンの治安は他の東南アジアの国とだいたい同レベルであると実際に生活してみて感じています。

ここは日本ではない。特に発展途上国であるという認識をもって生活をしていれば、犯罪に巻き込まれる可能性はそれほど高くはありません。

もちろん、今後日本人が大きな犯罪に巻き込まれる可能性は0ではありません。しかし、それは日本国内においても絶対に安全ということはなく、どこにいてもある程度のリスクはあります。

たったこれだけで犯罪に遭う確率を大幅に下げられる

もちろんセブでも学生さんが犯罪の被害に遭ってしまうケースもあります。しかし、それらはしっかり対策を立てていれば巻き込まれる確率を大幅に下げる事ができますので、今回は対策をご紹介します。

1.アクセサリー・長財布を持たない

アクセサリーや長財布は「ここの金目のものがありますよ」と言って歩いているようなものです。財布は絶対に外から見えない所にしまうのは鉄則です。パーティーなどでアクセサリーが必要な場合は、会場内だけで使用するようにしてください。

2.ジプニーは利用しない(特に夜間)

ジプニー(地元の乗り合いバス)は運賃が7ペソ(約18円)と安いことから、セブの生活に慣れてくると乗る人が結構います。

ただ、ジプニー内は強盗やスリが出没することが多く、僕の周り(フィリピン人)でも被害に遭っている人が複数人います。特に日没後の夜間は被害に遭う確率が一気に上がります。

留学生は基本的にはタクシーでの移動をおすすめします。学校の先生やスタッフはジプニーで出勤している人が多いので、一緒に利用したりする学生さんもいるのですが、どうしても利用する場合でも夜間の利用は避けるようにしてください。

3.ストリートチルドレンに囲まれたら、止まらない&走って逃げる

確率としては低いのですが、ストリートチルドレンが複数人でやってきて体をぺたぺた触ってきて、「なんだなんだ?」と立ち止まっている隙にポケットから財布やら携帯を盗まれるケースがあります。

この場合は、まず立ち止まらず歩き続けて下さい。歩いていればポケットに手を入れる事はかなり難しくなるので。

またしつこい場合などは、数十メートルで良いので走って逃げてください。彼らは追っては来ることはまずないので、簡単に振り切る事ができます。

彼らは凶器などで脅してくることはないので、冷静に対処してください。

4.外出時は荷物から目を離さない

友達とレストランなどに居る時に、ついつい話に夢中になって荷物から目を離してしまいその隙にカバンの中身をすられるというケースがちょこちょこ報告されています。周りに人がいるときはカバンは前に抱えるか、常に目の届くところor肌に触れる場所に置きましょう。

スリはこちらが警戒していることが分かれば、そのかばんは狙いません。

5.繁華街に行く時は周りを常にちょこちょこ見て警戒する

他のサイトでは「危ないので繁華街に行かない事」と書いている事も多いです。もちろん、安全面から言えば行かないに越したことがありません。

しかし、現実として学校で禁止されていても友達から誘われたりして、繁華街に行く人も多くいます。その現実を加味すれば、行くなという守れないルールを伝えるのではなく、行った時に対策を伝えるべきだと思います。

繁華街にはスリやひったくりなどが居る事が多いです。しかし、彼らも犯罪を犯す際に捕まったり抵抗されるリスクがあるので、用心している人はターゲットになりにくいです。繁華街を歩く際は常に周り(特に後ろ)をちょこちょこ見ながら歩くだけでも、警戒しているのが分かるので被害に遭う可能性を下げる事ができます。

また、前から怪しい人が来たと思ったら(車がこないことを確認して)車道に出るなど、警戒してることをアピールしましょう。

6.タクシーを降りるときは忘れ物がないか確認する

タクシー内ではポケットから携帯が落ちる事が本当によくあります。ですので、タクシーから降りるときは車内に携帯などが落ちていないかを必ず毎回チェックしてみてください。

基本的にタクシー内で紛失したものは後日出てくることはほとんどありません。

7.イカサマトランプ詐欺に注意する

フィリピン・セブに到着直後にひっかりやすい犯罪としてイカサマトランプ詐欺があります。これは主に日本人をターゲットにしているようです。

ただ、犯罪の手口が判で押したように同じなので、あらかじめその手口を知っていれば容易に避けることができます。

その手口は下記のページにまとめているのでご覧ください。

参考:【フィリピン留学前に絶対知っておくべき「トランプ詐欺」の手口を大公開!】

8.興味本位で危険な地域に行かない

セブにもスラムやダウンタウン(下町)など特に治安が悪い場所があります。ただ、こういう場所には留学生が行くべきところはありません。

興味本位で見てみたいと思う気持ちも分からなくはありませんが、無駄に犯罪に巻き込まれる可能性を上げる必要はありませんので危険なエリアには近づかないでください。

セブの治安のまとめ

フィリピン・セブ留学の治安を心配される人も多くいらっしゃいますが、上記のポイントなどに注意してもらえれば、充実した留学生活を送ってもらえます。

現在は年間約3万人の日本人がフィリピン留学に参加しており、その中には10代、20代の女性が1人で参加するケースも非常に多くいます。

現在はFacebookやブログなどで誰でも簡単に情報を発信することができます。もし本当にそんなに危ないのであれば、あっという間に情報が広がり、ここまで人気が出ることはなかったでしょう。

フィリピンの治安は必用以上に心配する必要はありません。ポイントをしっかり押さえて安全にそして充実した留学ライフを送っていただければと願っています。

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この記事を書いた人

石原 智之

石原 智之

2006年にオーストラリアにワーキングホリデーで渡り、留学カウンセラーとなり3,000人超えの留学サポートを行う。2009年よりフィリピン・セブ留学手配を開始し、2013年にオーストラリア永住権取得。現在セブ島に常駐して、フィリピン・オーストラリア留学カウンセリング、現地サポートを担当。 » スタッフ紹介