英語学習

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先生からの質問の内容が難し過ぎる

留学中学生さんから良く聞く話。

「授業でいろいろと先生から質問をされるけど、国際結婚についてとか環境問題とかトピックが難しくて日本語で答えるのも難しいのに、英語で答えなんて難し過ぎる!」

これはまさに「留学あるあるネタ」と言えます。

実は僕自身も留学中同じ事を思っていた時期があります。

「外国語を子供のころから勉強する事が流行っているが、子供の頃は母国語教育に専念すべきという意見もあります。あなたはどう思いますか?」

なんて事を授業でたびたび質問されたりして、

「この質問はそうだねえ、一言で答えるのは難しい。一長一短なところもあるし・・・」なんて考えていて、それを英語にしようと思えば出てくる言葉は

「It is a difficult question・・・ 」

位なもので、その後ずっと考える時間が過ぎていく・・・・

例えスピーキングの授業であっても、会話が続かず考え込む時間が多かったです。

そんな悩みが解消された一言

そんな事が続いていたある日の事、IELTSのスピーキング対策の授業の際先生から言われた一言が僕のこの悩みを一気に解消してくれました。

それは

「先生はあなたの意見など求めてはいない。」

というものです。

最初は「えっ!どういうこと?」と思いましたが、その後の説明ですごく納得して楽になれました。

語学学校は英語を勉強する場

「これは英語の授業・試験であって、あなたの知識を試す場ではありません。先生が求めているのは、英語的に文法が正しいのか、ボキャブラリーは豊富に使われているかなどであり、内容そのものについては全くの評価対象外です。

語学学校は大学ではないので、学問や議論をする場ではありません。英語を勉強する場所で、これらのトピックは単に会話を成立させるツールにすぎません。ですので、回答がありきたりのものでも、嘘でもなんでもいいのです。英語的に正しいかどうか、それだけを意識してください。」

確かにその通り!

語学学校は英語を勉強する場で、時事問題の知識や見識を求める場ではありません。英語力を付ける事が目的ですから、トピックについてしっかり自分の意見を言わなければと思って考え込む時間は無駄です。パッと思いついたありきたりの回答や、なんならその場で作った作り話でも、論理的にずれていても問題ありません。

学校では英語力というところにフォーカスして、卒業後その伸びた英語力を駆使して自分の意見をしっかり英語で伝えていけばいいのです。

IELTSでも回答の内容は評価されない

そうはいってもやっぱりねえ。と思われる方もいると思いますので、更に安心してもらうために僕のちょっと恥ずかしいエピソードをご紹介します。

僕はその後、オーストラリアの永住権を取得する為にIELTSを受験することになります。

IELTSとはイギリスのケンブリッジ大学機関が行っている100年以上の歴史を持つ英語力判定試験です。欧米留学やビザの申請などの利用する政府が認める公式な英語資格です。

IELTSにはスピーキング試験もあり、試験官からトピックを渡されて1分以内に自分の考えをまとめて2分間ノーストップで一方的に話さなければならないというパートがあります。

かなりの緊張の中で行われますので、落ち着いてじっくりなんて考えられません。

そして、ついに試験官が僕にトピックの書いてある紙を差し出しました。

予想外のトピックに焦る

昨今インターネットが普及してきました。これによりニュースはインターネットでも読むことが出来るようになり、新聞が要らなくなるという意見もあります。将来の新聞についてあなたの意見を述べよ。

なにそれ!練習していたものと全く違うじゃん!と一瞬あわてました。その間にも試験官は時計を動かしているので、時間は5秒、10秒と過ぎていきます。

もちろん、冷静に答えを考える時間はありません。しかも緊張状態ですから、思考能力も低下しています。

そこで、僕は腹をくくり次のような回答をしました。

 衝撃(笑撃)の回答・・・

「僕は日本の大手新聞社の読売新聞で花形記者をしています。僕の書く記事は毎日多くの人が楽しみにしてくれており、僕の記事を皆が読みたいと思って新聞を買っています。

そして、僕の記事はインターネットに載らない様にしているので、将来も皆は新聞を買うので新聞はなくなりません。」

そうです。この話には何1つ本当の所はありません。もちろん試験官もそれは了承済(笑)

そして、論理的にもおかしなところだらけで、通常時にこんな事をいったら確実に「お前、大丈夫か?」と心配されるレベルです。

そもそも自分で話していて、なんだこの話は・・・・と思ったくらいです(笑)

しかし、これは英語力試験であり、英語的に正しければOKという先生の教えを信じて突き進みました。

そして結果はというと

無事に永住権に必要なスコアがとれました!

これにより、英語勉強時の作文や回答の内容は全くもって評価されないことが証明されました。

英語力が高くなれば自分の意見を高度な英語で言えばいい

もちろん、英語力が高い人であったり、直ぐに自分の意見をまとめられるトピックであれば少し考えてしっかりした意見をいえるに越したことはありません。

しかし、そうでない場合、しっかりした回答をしなければ、自分の意見を伝えなければと思い、考え込んでしまい折角の授業時間を無駄にしてはもったいないです。

良いんです。ありきたりな回答であっても、論理的におかしくて、自分の本当のスタンスと逆の回答でも。

なぜなら、英語の先生はあなたの意見を求めているのではなく、英語力を見ているのですから。

特にフィリピン留学ではマンツーマン授業が主体になりますので、先生との会話のキャッチボールをする時間が多くなりますので、上記の事を心がけるだけで、かなりの時間を有効活用することができます。

是非授業効率を上げて、充実した留学期間を過ごしてくださいね。

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この記事を書いた人

石原 智之

石原 智之

2006年にオーストラリアにワーキングホリデーで渡り、留学カウンセラーとなり3,000人超えの留学サポートを行う。2009年よりフィリピン・セブ留学手配を開始し、2013年にオーストラリア永住権取得。現在セブ島に常駐して、フィリピン・オーストラリア留学カウンセリング、現地サポートを担当。 » スタッフ紹介