フィリピン留学ブログ

何それ!フィリピン留学では突然祝日が増えて授業が減ってしまう怪

日本の学校が土日と祝日がお休みになるのと同様に、フィリピンの語学学校もお休みとなります。休日は原則レッスンの提供がないため、留学生の皆さんは外出したり、自習したり、お部屋でゆっくり過ごしたりと各々の過ごし方をします。

しかし、注意が必要なのはフィリピンの祝日制度です。日本のようにカレンダーを見れば前もって確実に祝日が把握できるというものではありません。

この記事ではフィリピンの祝日事情と、留学生に与える影響について解説します。

1. フィリピンの様々な祝日

日本では祝日は全国に適用されるものしかありませんが、フィリピンでは以下の3つの祝日があります。

国の祝日
日本と同じように全国共通の祝日です。

州の祝日
州 (日本における都道府県) が定める祝日です。その州のみがお休みになります。

市町村の祝日
市町村が定める祝日です。その市町村のみがお休みになります。

セブエリアの学校が所在するセブ州とクラークエリアの学校が所在するパンパンガ州では、国の祝日は一緒でも州の祝日は異なります。また、同じセブエリアの学校でも、国と州の祝日は共通でも、市町村が異なると祝日が変わってきます。

そのため、学校が所在する州や市町村の祝日情報を把握する必要が生じます。

2. 新たに祝日が制定される

フィリピンでも祝日が何月何日になるか事前に把握できますが、なんと年の途中で祝日が追加されたり、移動したりします。しかも、直前になって変更が行われることが多いです。

日本では祝日が突然増えるということがないため驚きますが、フィリピンでは一年に2~3回ほどあり、祝日が追加・移動されることで土日と合わせた連休が作られたりすることが多いです。

特に国家的なイベントがあったためとは限らず、なぜ祝日が制定されたのか分かりません。

3. 発表は直前になることも多い

祝日が新たに制定されたり、実施日が移動することは、社会的にも大きな影響が出ることになります。そのため、随分前には発表が必要に思えますが、フィリピンでは1~2週間ほど前になって新たな祝日が発表されるのが一般的です。

また、大々的にテレビニュースや新聞などで告知されることがなく、小さなニュースとして扱われていたり、行政機関のSNSに掲載されたりする程度です。そのため、その情報を得た人から「来週の月曜日は祝日になるらしいよ」といった会話によって人づてに伝わっていくことになります。

4. 学校は休校となる

フィリピンの語学学校は、土日および祝日は休校となりレッスンは行われません。突然制定された祝日や移動された祝日においても同様です。

しかし、祝日における各語学学校の対応は異なります。

レッスン (補講)
一切レッスンがない学校が多いですが、一部の語学学校では祝日に補講を行う学校、有料でマンツーマンレッスンを希望できる学校、通常通りのレッスンを行う学校 (一部コース) があります。

新入生の受け入れ
通常月曜日にオリエンテーションなどのスケジュールが実施されますが、もし月曜日が祝日になった場合は学校によって対応が分かれます。祝日であっても通常通りのスケジュールとする学校もあれば、翌日火曜日に振替える学校もあります。

食事の回数
平日は3食、休日は1~2食といった具合に、食事の回数が変わる学校も多いです。祝日になると休日用の食事提供回数に変更されます。

なお、突然祝日が増えることから、学校は各学生の留学期間にある祝日を確実に把握することができない点は理解を示しておく必要があります。

※祝日によってレッスンや食事等の提供数が減少した場合に、各学校とも一切金銭による補償を行っていません。

5. 短期留学の学生は注意

1ヶ月以上の留学生にとっては、祝日は息抜きになり、自習時間の確保にも役立つため、祝日が増えることは歓迎されることが多いです。

しかし、1~2週の短期留学では、集中的にレッスンを受けたい留学生が多く、祝日の追加により当初の予定よりもレッスン日が減ってしまう悪影響はより大きくなります。

そこで、短期留学の場合は、祝日にもレッスンが受講できる学校が一部あり、そのような措置がある学校から選ぶことをオススメします。

5-1. 祝日にレッスンできる学校もある

有料オプションとはなりますが、土日や祝日にマンツーマンレッスンを受講できる学校があります。

学校によっては祝日は希望できず、土日のみとなる場合があります。この場合は、祝日を休みとする代わりに土日に受講することでレッスン数を補うことができます。

5-2. 短期留学用のコースがある学校もある

2週以下の場合に限り申込みができるコースを設定する学校があります。これは祝日の有無に関わらず、土曜日などにもレッスンが設定されており、さらに祝日があっても追加料金なしでレッスンが受講できるものです。

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フィリピンの祝日について、いかがだったでしょうか。

1~2週間の短期留学において万が一祝日があった場合のことが心配な方は、配慮がある学校をお探しいたしますので、お気軽にご相談ください。

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