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フィリピン留学にビザは必要?入国審査もこれで安心

海外に渡航する際は必要になることも多いビザ。日本語では査証と呼ばれます。渡航先の国によって、渡航目的によって、必要の有無が変わり、また種類も多くて複雑です。

フィリピン留学を検討している方でも、

  • フィリピン留学にはビザの取得が必要なのか?
  • どんな書類が必要で、どうやって申請するのかな?
  • 自分で申請とか難しいそう

と疑問に感じられる方から、よくご相談を頂きます。実はフィリピン留学は、ビザの面からも準備や手続きがとても楽チンで、パスポートさえ持っていれば“思い立ったらすぐ留学”が実現できる留学地なのです。

この記事では、フィリピン留学で必要となるビザのお話と、その他にも必要な公的申請について解説します。

※こちらの情報は2023年9月現在の情報となりますので最新の情報は大使館WEBサイトなどでご確認ください。

1. 語学留学のビザは観光ビザ

フィリピンの語学学校に入学する際のビザは“観光ビザ”となります。学校に入学するのだから学生ビザではないかと考えてしまいますが、学生ビザは大学などの正規留学の場合となり、語学学校への入学は観光ビザで間違いありません。

この観光ビザで語学学校に入学できることが、フィリピン留学が手軽にできることの秘訣でもあります。

2. ビザの事前準備は不要

国籍が日本や韓国の方は、入国審査にて30日間滞在できる観光ビザが与えられる(入国スタンプがその役割)ため、事前にビザを申請習得する必要はありません。

2-1. 31日以上滞在する場合

5週以上の留学となる場合など、入国から31日以上滞在する場合は、入国審査で与えられた30日滞在できるビザが有効な内に、ビザの延長手続きを行います。

30日以内の滞在の場合ビザの事前申請は不要
入国時に与えられるビザで滞在
31日以上の滞在の場合ビザの事前申請は不要
30日間は入国時に与えられるビザで滞在
31日目以降はビザ延長

2-2. 留学の前後に旅行する場合

早めにフィリピンに入国したり、卒業後にしばらく滞在してから出国する場合は、その日数を含めてビザの手続きを判断する必要があります。入学時に学校にご相談頂き、入国から、もしくは出国までの滞在期間となるように手続きを行ってください。

3. 入国審査で必要になる物

上記のように日本国籍であれば事前にビザの申請取得は不要です。入国の際に必要なものは下記のものとなります。

  1. 入国時点で有効期間が6ヶ月以上残っているパスポート
  2. フィリピンを出国できる予約済みの航空券
  3. 学校の入学許可証
  4. eTravel登録後のQRコード

※2023年9月現在

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4. ビザの延長費用

入国から31日以上滞在する場合は観光ビザの延長が必要です。ビザの延長手続きは学校が代行しますので、移民局を訪れる必要はありません。

※学校が代行する場合は、ビザ延長費用に加えて手数料が必要です。

入国からの滞在期間観光ビザ延長費用
30日以内不要
31~59日約4,000ペソ(約9,600円)
60~89日約9,000ペソ(約21,600円)
90~119日約12,000ペソ(約28,800円)
120~149日約15,000ペソ(約36,000円)
150~179日約18,000ペソ(約43,200円)
※1ペソ=2.4円換算

5. ビザ以外に必要になるもの

フィリピン留学では観光ビザ以外に、下記の公的申請が必要になります。

5-1. SSP(Special Study Permit)

観光ビザで滞在する者に対し、就学を許可するための許可証です。語学留学する人は期間の長さを問わず全員取得する必要があります。申請主は学校となるため、入学してから手続きを行います。

  • 有効期間は6ヶ月です。これを超える場合は、再度申請が必要です。
  • 学校ごとに申請となるため転校する場合は、再度申請が必要です。
  • ここで注意すべき点は、政府からSSP認定を受けた学校しか申請ができません。SSP認定がない学校は違法となり、学生も罪に問われますので、ご注意ください。なお、成果が上がる留学でご紹介している学校はすべてSSP認定校ですのでご安心ください。

費用は約6,800ペソ(約16,320円)

5-2. ACR-Iカード(Alien Certificate of Registration Identity Card)

60日以上滞在する場合に取得が義務付けられている外国人登録証。こちらも在学中に学校が申請を代行してくれます。

費用は約3,500ペソ(約8,400円)

5-3. ECC(Emigration Clearance Certificate)

6ヶ月以上滞在する外国人は取得が義務づけられている出国許可証。こちらも在学中に学校が申請を代行してくれます。6ヶ月を超える長期留学は稀ですが、該当する場合は学校到着後にスタッフにサポートを依頼してください。

費用は約500ペソ〜1,000ペソ(約1,200円〜2,400円)

6. 大学・大学院などの正規留学の場合

観光ビザとその他の申請で滞在できるのは、語学学校の場合になり、大学・大学院などへの留学は正規留学と呼ばれます。この場合は観光ビザではなく、9(F)と呼ばれる学生ビザの取得が必要となりますのでご注意ください。

7. まとめ (公的申請費の目安)

6ヶ月以内の留学の場合、下記の公的申請費用が必要になります。

入国からの滞在日数ビザ延長SSPACR-IカードECC
30日以内不要約6,800ペソ
(約16,320円)
不要
31~59日約4,000ペソ
(約9,600円)
約6,800ペソ
(約16,320円)
不要
60~89日約9,000ペソ
(約21,600円)
約6,800ペソ
(約16,320円)
約3,500ペソ
(約8,400円)
不要
90~119日約12,000ペソ
(約28,800円)
約6,800ペソ
(約16,320円)
約3,500ペソ
(約8,400円)
不要
120~149日約15,000ペソ
(約36,000円)
約6,800ペソ
(約16,320円)
約3,500ペソ
(約8,400円)
不要
150~179日約18,000ペソ
(約43,200円)
約6,800ペソ
(約16,320円)
約3,500ペソ
(約8,400円)
不要
※日曜到着/土曜出発となる学校が多いです。学校によっては土曜到着となりますので、詳しくはお問い合わせください。
※学校により異なるため、おおよその費用となります。また、1ペソ=2.4円で日本円に換算しておりますが、実際は為替レートにより増減します。

フィリピン留学のビザについてご理解頂けましたでしょうか。

成果が上がる留学では、どこよりも詳しい最新情報をもとにプロの目線から失敗のない留学プランをご提案します。どんな質問や相談でも構いません。お気軽にお問い合わせください。

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