フィリピン留学の手続きは、欧米留学と比べると格段にシンプルなため、学校と飛行機の予約さえできれば、1～2週間後には出発することができます。
しかし、ほとんどの留学生は2ヶ月前～半年前にはお申し込みを完了させ、準備を進めていきます。つまり、留学が確定してから出発までにかなりの時間があることになります。
- 出発までに勉強した方がいいの？
- 留学したら猛勉強するからしなくていいのでは？
- 変な癖がつくから勉強しない方がいいと聞いたけど？
みなさん留学を成功させたいと思うからこそ、「出発前の英語学習」について疑問に思うことがあります。しかし、ついつい勉強から逃げたい意識や、インターネットにある真偽不明の情報から、どうすればよいか分からなくなってしまう人も多いです。
この記事では留学に出発するまでの英語学習について解説します。
1. 出発前に英語学習をした方がよいですか？
A. 絶対に勉強した方がよいです。
特に単語や文法などの基礎知識を持っていない初級者の方は「現地に行けば何とかなるだろう」「英語環境であれば自然と英語は伸びるだろう」とは考えないでください。この考えは、英語学習から逃げるための口実の代表格といっても過言ではありません。
留学中のレッスンでは、すべて英語でのみレッスンが進められます。外国人講師ですので、日本語で助け船を出すこともできないため、単語も知らない、文法も知らないの状態ですと、講師の言っていることの多くが理解できず、レッスン時間内で得られるものは少ないものになってしまいます。
この現実に直面した留学生は、状況を打開するために夜な夜な自習をしようとします。内容は基礎的な単語を覚えること、よく使われる文法を理解することです。これらの分野は日本語の参考書を使って独学でできてしまうインプット作業ばかりのため海外で学ぶメリットは少なく、「日本でやっておくべきだった…」と後悔してしまうことになります。
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フィリピン留学のことをインターネットで調べていると、数は多くはありませんがネガティブな感想も出てくるため心配になってしまう人もいると思います。フィリピン留学はおすすめできない。フィ…
中級レベル以上の留学生は、既に基礎的な英語力は持っていることがほとんどですが、英語学習に限りはなく、どのレベルに達していても覚えておきたい単語やフレーズは存在しています。
そのため、出発前の日本で少しでも英語力を高めておけば、留学時にはそれだけ高いレベルからスタートができるため、必然的に同じ留学期間でも高い英語力に到達することができます。
2．どんな分野を勉強したらよいですか？
A. 単語や文法のインプット、発音における音声変化といった理論です。
初級者 (TOEIC450以下)は、英語を運用する力よりも、単純に知識が不足している人がほとんどです。
初級者が日本で行うべき学習分野
| 学習分野 | 家を建てることに例えると |
|---|---|
| 単語 | 壁や窓などといった建材 (部品)です。建材がないことには家は建てられません。 |
| 文法 | 建材をどこに配置すればよいかという設計方法を学ぶことです。建材を適切な場所に配置しなければ家として機能しません。 |
いずれも中学レベルの単語と文法は多用するため、考えて思い出すようなレベルではなく、瞬時に理解できるレベルまで徹底的に復習するようにしましょう。これらは留学時に学んだからといって覚えるのが早くなることはなく、日本で学んでおいて損はない分野です。
また、基礎的な単語や文法が身についたら、発音を理論的に理解してみるとよいでしょう。音声変化や英語特有の舌の動かし方といった部分です。実践的に使いこなせる、聞けるというレベルは留学時に学ぶことになりますが、理論(頭で理解できるもの)は日本でも学習できます。
インプット(覚える)した知識を、アウトプット(使いこなす)するのが海外留学の強みです。インプット量が少なくては、思うようにアウトプットすることはできません。時間が許す範囲でよいので日本ではインプットに力を入れましょう。
3. 毎日まとまった勉強時間が確保できません。
A. 短時間でもよいので毎日勉強すると効果的です。
仕事をしていると平日は忙しく、土日にならないと勉強時間が作れないという方も多いことでしょう。しかし、どんなに忙しくても一日の内で合計一時間も勉強時間を確保できない人は滅多にいません。
電車通勤でも自動車通勤でも、音声を聞きながらの単語学習はできます。また、近年では便利なスマホアプリで隙間時間を用いた学習は可能です。
このように、まとまった学習時間をとれなくても、短い細切れの時間も積み重なれば、一日一時間以上の学習時間を確保できるのです。留学までの数ヶ月であれば、やり通せるとは思いませんか？
人間の脳は24時間たつと74%は忘れてしまうと言われています。そのため、週末にじっくり勉強する場合でも、毎日短時間でも英語に触れるようにすることで効果は上がります。
4. オンライン英会話は効果はありますか？
A. 優先順位は高くありませんが、英語に慣れる、モチベーションを高める効果があります。
近年では様々なオンライン英会話スクールがあり、リーズナブルなことから利用している人も多いのではないでしょうか。自宅で気軽に英語を話せる時間を持つことができるのは、とても素晴らしいことです。
しかし、気軽に受講できるオンライン英会話スクールでは、英語力を詳細に把握した上で必要なレッスンを体系立てて行ってくれるところは少ないです。
オンライン英会話の必要性は、英語力によって変わってくると考えるとよいでしょう。
初級者
留学前の学習としては優先度はそこまで高くありません。まずは単語や文法といったインプットに力を割いてください。余裕がある場合は、“外国人によるレッスンに対する慣れ”を養う目的で受講してみるのは有効です。
中級者
英語でのコミュニケーションが成り立つレベルにある場合は、留学に向けたモチベーションの向上や英語感覚を取り戻すために受講してみると有効です。英語感覚が身についていれば留学中のレッスンにスムーズに進捗できます。
5. おすすめの単語帳や文法書はどれですか？
A. レビューで高い評価があれば好みで選んでよいでしょう。
見やすさ、理解しやすさには好みがあるため、一概にこれがよいという教材は言いにくいため、本屋で手にとって分かりやすいものを選ぶか、Amazonなどのレビューで評価が高いものを購入するとよいでしょう。人気教材であれば、まずハズレはありません。
ただし、必要な教材を間違ってはいけません。難しすぎたり、学習範囲が広すぎてはいけないため、初級者は以下のような方針で探すとよいでしょう。
単語集
音声が付属する単語集 (CDやダウンロード)であることが必須です。難易度は2～3割程度は単語を知っているレベルがよいでしょう。日常的に使うシーンが想定できないような難しい単語が多い場合はレベルが高すぎます。
基礎文法のテキスト
中学レベルの文法を短期間で総復習できるテキストを準備してください。分厚いと挫折するので薄いものでOKです。
※文法で分からないことがあった際に辞書のように調べるために総合英語と呼ばれる文法書が一冊あると便利です。分厚いため最初から取り組む必要はありません。留学にも持っていきましょう。
出発前の学習に使用する単語集、基礎文法のテキストは一冊づつで十分です。終わったら新しいもの買うのではなく、何度も繰り返して習熟度を高めてください。
6. 自分の勉強法に自信が持てず心配です。
A. 成果が上がる留学では事前学習プログラムを用意しています。
「せっかくの留学は絶対に成果を上げたいので、出発前の学習も確実にやり遂げたい」とやる気に満ち溢れている人も多いと思います。しかし、自分の勉強法に自信が持てず、心配になってしまう人もいるのではないでしょうか。
成果が上がる留学では、出発前にやっておきたい学習分野をオンラインで学べる“事前学習プログラム”を用意しております。
- 事前学習コーチング
- 初級者向け文法講座
- 発音コーチング
- オンライン英会話
どのプログラムも、その分野で高い実績を持つプロの英語講師から、出発前にやるべきことに絞って学べる本格的な内容です。
是非こちらを利用して、フィリピン留学の成果を最大限に引き上げてください。
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出発前の英語学習について、いかがだったでしょうか。
成果が上がる留学では、どこよりも詳しい知識と豊富な経験をもとにプロの目線から失敗のない留学プランをご提案します。どんな質問やご相談、資料のご要望でも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。
