日本では、学校で「How are you?」と聞かれたら「I am fine, thank you.」と答えるように教えられますが、実際の英語圏ではこの表現を使うネイティブはほとんどいません。では、英語圏ではどのように返答するのが自然なのでしょうか?留学やワーホリ中にも毎日のように使うフレーズなので今回は、よく使われる返答を10個紹介し、状況に応じた表現も加えて解説します。
機嫌が普通のとき、一般的な返答
1. Good.
これは最も一般的で無難な返答です。「How are you?」に対して「Good.」と返すだけで十分です。相手の機嫌を真剣に尋ねているわけではないので、特に問題がない場合は「Good.」と返すのが自然です。
2. I’m good, thanks.
こちらも非常にシンプルで、よく使われる表現です。感謝の気持ちを表す「thanks」を加えることで、少し丁寧な印象を与えます。
3. I’m doing well, thanks.
「I’m good」と似ていますが、少しフォーマルな響きがあります。ビジネスの場や初対面の相手に使うと良いでしょう。
4. Not bad, thanks.
これは、特に調子が普通か少し良くない場合に使われます。ネガティブな返事を避けつつ、無理にポジティブを装わない言い回しです。
5. Can’t complain.
これもよく使われる返答で、「悪くない」といった意味合いがあります。状況が特に良くも悪くもない場合に使います。
6. How are you?
相手が「How are you?」と聞いてきたら、そのまま「How are you?」と返すだけでも自然な会話になります。「How are you?」は挨拶の一環なので実は相手の調子を聞くことは重要視されていません。ですのでGood morningの時と同じく、オウム返しでもコミュニケーションは成立します。
機嫌が良いときや、調子がとても良いとき
7. Pretty good.
「Good」よりも少しポジティブな表現です。元気であることを強調したい場合に使うことができます。
8. Great, thanks!
「Great」は「素晴らしい」といった意味で、非常に調子が良いときに使います。元気であることを伝えるためのエネルギッシュな表現です。
9. I’m fantastic, thanks for asking!
「Fantastic」は「素晴らしい」と同様、非常にポジティブな返答です。自分の機嫌がとても良いときに使いましょう。
10. Never been better!
「これまでで一番調子が良い」といった意味で、絶好調なときを表現するフレーズです。
注意点:基本的に「Good」で返す
英語圏では、上記の通り「How are you?」は単なる挨拶の一部であり、実際に相手の調子を詳しく知りたいわけではありません。そのため、たとえ調子があまり良くなくても、基本的には「Good.」や「I’m good.」と返すのが無難です。ただし、あまりに無気力なトーンで「Good.」と返すと、逆に相手に「大丈夫?」と心配されることがあります。
これらの返答を知っておけば、英語圏でのコミュニケーションがよりスムーズに進むことでしょう。実際の会話の中で使ってみてください!