これまでフィリピンに入国する際に、滞在期間を問わず「30日以内にフィリピンを出国する航空券(通称 : 捨てチケット)」が必要という規則がありました。そのため、30日を超える滞在予定(5週以上の留学)の場合は、以下のいずれかのチケットを準備することで形式的に規則に抵触しないよう準備を行う必要がありました。
- 本来の出国日になっているチケットの他に、30日以内に出国できる捨てチケットを準備する。
- 30日以内に出国する形で予約しておき、入国後に本来の日付に予約変更する。
捨てチケットは実際に搭乗しないため、格安航空会社(LCC)の最安値のチケットでOKでしたが、それでも数千円の余計な出費が必要でした。また、出国便の予約変更する場合も変更手数料が7,000円~10,000円くらいしますし、電話や窓口へ行く手間もかかりました。
30日以内にフィリピンを出国する航空券が不要に
2023年夏に30日以内にフィリピンを出国する航空券が不要となりました。出費と手間を抑えられることになりますので、留学生には嬉しい変更です。
これにより、フィリピン入国時に必要なものは下記の4つとなります。
- パスポート(有効期間が6ヶ月以上あるもの)
- フィリピンを出国する航空券(日本国籍の場合は入国から36ヶ月間まで滞在可能)
- eTravelへ登録し入手するQRコード
- 入学許可証(2の出国日までの滞在の根拠)

フィリピンではコロナの影響による制限はほとんどなくなっていますが、まだ通常とは異なる入国条件になっ…
フィリピンではコロナの影響による制限はほとんどなくなっていますが、まだ通常とは異なる入国条件になっています。通常通りの準備だと入国拒否もしくは搭乗拒否される恐れがあるため、しっかり準備して出発してく…
入学許可証は必ず持っていくこと
航空券の予約情報から30日を超える滞在予定と分かる場合、入国後にビザの延長手続きが必要なことが判明しますが、正当な滞在先や渡航目的を有していないと判断された場合は、入国を拒否される恐れがあります。
また、出発空港のチェックインにて、航空会社は搭乗客が渡航先の入国条件を満たしているかを確認する予備審査を行っています。この際も正当な滞在先や渡航目的を有していないと疑われた場合に搭乗を拒否される恐れがあります。
そこで、入学する学校より発行される英文で記載された入学許可証を、プリントアウトして必ず所持してください。入国審査官や航空会社より滞在先や渡航目的などの説明を求められた場合、こちらを提示することで問題のない渡航であることを容易に証明することができます。
参照リンク
Here’s everything you should know before traveling…
Here’s everything you should know before traveling to the Philippines. Read the COVID-19 Travel Info…

