オーストラリア留学やワーキングホリデーの際の最もポピュラーな滞在方法としてシェアハウスがありますが、最初からシェアハウスへ入るのは後にトラブルに発展するケースが多くあります。
理由としては下記のものがあります。
- 土地勘がないので住所だけでは治安面や利便性がよくわからない
- ネット上のやりとりだけで決めてしまうと、実際に行ってみると思っていたのと違うことも多い
- オーナーと実際に会って家の細かいルールやオーナーとの相性をチェックすることが必要
以上のように、シェアハウスは現地に到着してしばらく住んでみて、また直接その家を見学に行くことが安心して滞在するために重要となります。
では、最初はどこに滞在すればいいのか?ということですが、有力な選択肢としては”学生寮”と”ホームステイ”があります。この2つはそれぞれメリットがあるので紹介します。
学生寮のメリット
自由な生活スタイル
オーストラリアの学生寮にはフィリピン留学の寮とは違い門限はありません。深夜までアルバイトをすることも、友達と外泊をすることも問題ありません。自己責任で自由な生活を送ることができます。
シティエリアにあることが多い
学校にもよりますが、学校から徒歩圏、またはアクセスが楽な駅付近に学生寮があることも多く利便性が高いことが多くなります。シティーエリアにある寮ですと通学費が不要になったり、アルバイトで終電を気にしないで働くことができるというメリットがあります。
相部屋があり滞在費を抑えることができることも多い
寮にもよりますが、複数人部屋がありそちらを選ぶと滞在費を抑えることができます。費用を抑えたい方は嬉しい選択肢となります。
寮でも友達を作れる
留学時に大きなキーとなる友達。学校でも友人は作れますが、学生寮だとクラスメイト以外の学生との交流も持ちやすくそれだけ輪がひろげやすく、アルバイトや現地情報も入りやすくなりその後の生活の選択肢が広がりやすいです。
学生寮のデメリット
食事の準備をしないといけない
現地生活に慣れるまでは学校に行って帰ってくるだけで疲れてしまいます。その後自炊をするのは慣れるまではちょっと大変で、食材もどこで何が売っているのかを把握するのも最初は時間がかかるので外食が増えてお金がかかりがち。
日本語環境になることがある
寮や自身のスタイルにもよりますが、日本人が複数いる寮では日本人だけで集まってしまい、日本語環境になってしまうこともあります。100%英語環境というのも大変ですが、常に数名は外国人の学生も混ぜて集まるように心がけたいところ。
ホームステイのメリット
現地の文化を知ることができる
ホームステイはその国で生活している一般家庭に入るので、旅行や外国人だけが集まる学生寮とは違いリアルな現地の文化や生活様式を学ぶことができます。これはなかなか他ではできない貴重な体験となります。
英語環境になる
学生寮には他に日本人に学生がいたりもしますが、ホームステイは基本的に家に日本語を話す人はおらず会話は基本全て英語となるので、英語漬けの環境になります。実際の生活で使う英語を学ぶには最適な環境になります。
食事の心配がない
現地生活をスタートして最初の数週間は学校に行って帰ってくるだけで疲れてしまいがちです。その後夕食を自炊となると結構大変だったり、食材を揃えるのも慣れるまでは大変です。ホームステイならホストが用意してくれるのでスムーズに留学生活をスタートさせることができるのも魅力です。
ホームステイのデメリット
家のルールに縛られる
地元の家庭に入っての生活となるために、食事の時間や消灯時間などが決まっていたり、シャワー時間を厳しく制限されることがあります。オーストラリアでは当たり前のことであっても、日本人には慣れない習慣もあったりするので自由に暮らしたいという方には向かない滞在方法でもあります。
ミスマッチが起こることもある
ホテルではないので、全ての条件が叶えられる保証はありません。また良いホームステイを希望しても、良いホームステイの定義が学生により異なることもあります。例えば、とても面倒見の良いホストで週末もいつもどこかに連れて行ってくれるファミリーも、自由度を重要視する学生にとっては制約が多く窮屈に感じてしまいます。ですので、申し込み時にしっかり自分の希望する生活スタイルなども伝えることがミスマッチを減らす重要なポイントとなります。
学生寮とホームステイはどちらが安い?
答え:ケースバイケース
この質問はよく受けるのですが、学生寮や部屋タイプが複数あったり、食費を含めるのか、通学費を含めるのかなどによっても一概には比べられません。ご希望の方は条件を絞ってお伝えすることもできますのでお気軽にお問い合わせください。