海外でもスマホがあれば、地図や翻訳アプリを使ったり、現地の情報を集めることができ大変便利です。さらに校内の連絡をLINEで行う学校もあります。学校やレストランなどのWi-Fiに接続して使うこともできますが、便利さを求めるなら、どこでも使えるようにしたいところ。そこで、日本のスマホを海外で使う方法について説明します。
日本のスマホは海外でも使える
近年日本で発売されたスマホの機種は、海外でも使えることがほとんどです。
【方法1】国際ローミングで使う
日本の携帯通信会社(docomoやauなど)は、海外の携帯通信会社と提携しており、日本のスマホをそのまま海外に持っていっても利用できるようになっています。このサービスを国際ローミングと言います。
携帯通信会社にもよりますが、短期留学であれば気軽で向いています。
メリット: 国際ローミングサービスに加入(無料)し、スマホの設定でローミングをONにするだけで手軽。 デメリット: 通信料・通話料ともに高い
docomo、au、Softbank
24時間980円が相場で、滞在期間が長い留学にはあまり向いていません。普段はWi-Fiで使用し、必要な日だけ申し込んで使うという使い方になるでしょう。
楽天モバイル
1ヶ月あたり2GBまで追加費用なし
1GBあたり500円で追加チャージ
1ヶ月数GBと通信量があまり多くない方は、コストパフォーマンスは悪くないでしょう。
ahamo
20GBの月間利用可能データ量で追加費用なしで利用可能
海外で最初にデータ通信を利用した日から15日経つと、帰国まで通信制限 (最大128kbps)がかかるため、2週間以内の留学であれば便利と言えます。
国際ローミングに対応していないサービス
・povo 2.0
※上記サービス内容は変更となる場合があります。
【方法2】現地のSIMで使う
日本と同じように気兼ねなく利用するとなると、現地の携帯通信会社のSIMを購入するのが一番良いでしょう。料金の支払いに銀行口座やクレジットカードを登録する必要がある後払い(ポストペイ)ではなく、前払いでチャージして使うプリペイド式が便利です。
ただし、この方法を使うにはSIMフリーの端末である必要があります。SIMフリーではない端末は事前にSIMロックの解除が必要ですので必ずご確認ください。特にdocomo、au、Softbankなど携帯事業会社で端末を購入した人は注意です。
メリット: 料金が安い デメリット: 初めてだと設定などが分かりにくい
必要なものは…
- SIMカード
- プリペイドカード(前払いの利用料金)
これらは空港やショッピングモールで販売されており、店員に頼めばセッティングまでしてくれます。また、学校スタッフや先生たちもこの方法で利用していることが多いので教えてもらうとよいでしょう。
【方法3】日本で販売されている海外SIMで使う
日本の通信事業者には、海外旅行用のSIMを販売している会社があります。この方法もSIMフリー端末である必要があります。
メリット: 現地に到着してすぐ使える。日本語対応なので分かりやすい。 デメリット: 国際ローミングよりは安いが通信料が高い
【方法4】Wi-Fiでのみ使う
学校はすべてWi-Fiを提供していますし、フィリピンの街中ではレストランやカフェなどではフリーWi-Fiが提供されていることが多いです。Wi-Fiの案内がされていなくても、店員に聞くとパスワードを教えてくれることがあります。