フィリピン留学にはたくさんの特徴がありますが、その特徴の1つに先生のチェンジ(変更)が出来るというものがあります。
このシステムは欧米留学にはないユニークなもので、マンツーマン授業という先生のとの関係性が重要になるスタイルではとても重要なポイントとなります。
1日に4~6名の先生から学ぶ
フィリピンの語学学校では、基本的に1~2時間ごとに先生が変わり、平均1日4~6名の先生から授業を受ける事になります。フィリピン留学はマンツーマン授業がメインになりますので、相性のよい先生や、学校によっては先生がリーディング、スピーキングなど専門分野に特化しており、専門性の高い先生から教えてもらう事ができます。

相性の合う先生を選ぶ事ができる
フィリピン人の先生は皆フレンドリーで南国気質のオープンな性格で肩の力を抜いて自然体で授業を受ける事ができます。しかし、もちろんフィリピン人の先生にもさまざまなタイプがいます。
- まだ上手く自分の言いたい事を言えなくても、それをうまく察して話を誘導してくれる優しい先生。初級者に嬉しいタイプですね。
- 間違えたところをどんどん指摘して修正してくれるタイプ。英語力をブラッシュアップしたい中上級者から好まれるタイプです。
- 話題を豊富に持っており、ユーモアがあり、場をどんどん盛り上げてくれるタイプ。など
その時の英語力によって必要なタイプ、またメンタル面においても相性の合う先生を選ぶ事は大きなメリットです。

先生のチェンジしすぎは逆効果
ただし、いくらチェンジができるかといってチェンジのし過ぎは継続的な勉強ができなくなり、英語力の向上の足かせになってしまいます。
「友達があの先生が良いと言っていた」「人気があるみたいだから自分も習ってみたい」ということで、ころころと頻繁に先生をチェンジするのは逆効果です。
今習っている先生に問題があったり、どうしても合わないということであれば仕方ないのですが、今習っている先生に問題が無ければチェンジはおすすめできません。
先生の人気と実力は必ずしも一致しない
人気のある先生に教えてもらいたいという気持ちはわかるのですが、人気のある先生が英語力を伸ばすことに必ずしも長けているかと言えばそうではありません。
例えば、授業を盛り上げるのが上手い、話が面白いということで人気になっている先生もいます。逆に英語力が非常に高く、ズバリ的確な授業を行っていますが、面白みに欠けるキャラクター故に人気は今一つという先生もいます。
実際に学生さんの英語力の伸びという点にフォーカスした場合、後者の先生の方が学生さんの英語力の伸び率が高いことも珍しくありません。

先生との関係性を作る事が重要
特にマンツーマン授業が主体となるフィリピン留学では先生との人間関係もまた重要になってきます。やはり、初対面、関係が浅いとお互いの求めるものがしっかり理解できないので、希望とは外れた授業になってしまう事もありますし、先生を頻繁にチェンジすれば、その度に自己紹介したり先生が学生のスキルや課題を見抜くのに時間が掛かり授業の進捗がそれだけ遅れます。
逆に関係性が深まってくれば自分の求めるスタイルで勉強することができ、一貫した適切な授業を受ける事ができますので効率的に英語力を伸ばすことができる訳です。何より、先生にとっても自分を信じて授業を継続している学生は可愛いものです。より親身にあなたの英語力を伸ばすために力を入れてくれることでしょう。

是非あなたも自分と合う信頼できる先生を見つけて効率の良い学習環境を作ってください。