フィリピンネタ

フィリピンは変わったのか

2016年7月に大統領に就任したドゥテルテ氏の麻薬関係者に対する超強硬手段により、9月現在で麻薬関係者2,400人以上が警察官や自警団により殺害されました。殺害を恐れた麻薬関係者が50万人以上自首したというのも大きな衝撃を与えました。

日本でもここ2か月毎日のようにネットニュースなどで話題になっています。

統計によると、ドゥテルテ大統領が6月末に就任して以来、警察当局が殺害した麻薬絡みの犯罪容疑者は1011人。このほかに「捜査中」とされる殺人が1391件あり、これらは自警団が行ったもようだ。

参照:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160905-00000006-jij_afp-int

個人的感覚としては

もちろん、ここセブでもこのニュースは大きく取り上げられており、フィリピン人の先生やスタッフとも話題に上がることが多々あります。

しかし、個人的な肌感覚での違いは殆ど変化がない。というのが正直な感想です。

と言うのも、普通の留学生レベルの生活をしていれば、今までも危ない目に遭うことは殆どなく、個人的にも3年のセブ生活で一度も襲われそうになったようなこともありません。ネットでは実際に襲われたとか、こんな話があるとセンセーショナルな記事がたまにありますが、大概夜中に1人で歩いていたり、興味本位で危ない場所(学校で禁止されている場所)に行った自業自得な状態です。それをなぜか襲われた自分がいうのだからセブが危ないのは間違いないとか言っているのは滑稽ですらあります。

そもそもそんなに危なかったらこんなにフィリピン留学が人気になるはずがありません。

参照:「ぶっちゃけ、セブの治安ってどうよ?」

危険地域の治安も改善方向に

僕の身の回りはもともと安全と言える状況でしたが、もちろんセブであっても危険地域も存在します。その代表格が「コロン」と言われる下町の地域。

ココには庶民の市場「カルボンマーケット」があり、いつも多くの人でにぎわっています。しかし、ここにはスリや強盗が多い事でも有名な場所でした。もちろん、学校でもここへの近づくことは基本的に禁止されています。

地元の人でもカルボンマーケットに行くときは必要最低限のお金だけもって、アクセサリー類は全て外していくというのが鉄則になっていましたが、それが最近は変わってきたとのこと。

このエリアには麻薬常習者がたくさん住んでおり、麻薬を購入するために強盗やスリを働いている人が多くいました。しかし、今はその多くの人たちが自首をしたので、カルボンマーケットの治安が回復して、地元の人もいつもの格好で歩くことができるようになったとのこと。

この変化は非常に早く大きかったようで、地元の人もその変化に喜びながらも驚いています。

消えゆくストリートチルドレン

セブにもストリートチルドレンは場所によっては数多くいるので、セブ留学中も見かけることがあるかと思います。

しかし、ドゥテルテ大統領はこのストリートチルドレンも問題視しており、警察が順次保護して、政府運営の施設に送っています。まだ、街でストリートチルドレンを見かけることはありますが、あと数か月もすればその数はぐっと減るものと思われます。

これも治安の向上に大きく貢献するポイントとなります。

国民からは圧倒的な支持を得ている

以上のように、就任からわずか2か月程度で、治安に関して大きな成果を出していることもあり、国民からの支持は非常に高いものがあります。僕も周りのフィリピン人に訊いてみたのですが、ほぼ全員ドゥテルテ大統領を支持すると言っていました。

もちろん、問題があるのは皆わかっていますが、それでも全体的にみたら大きくプラスになっていると喜んでいます。

留学生が殺されることはない

また、一部の学生さんが心配している「もしかしたら、フィリピン留学中に冤罪をかけられていきなり殺されることがあるかも!?」という点については、基本的にはあり得ない話なのでご安心を。

現在殺害されている人たちも、いきなり殺された人はあまりおらず(一部はいるかもしれませんが)、まずは警察などから「麻薬に関係している容疑があるので自首するように。」と伝えれて、その場でやっていないという宣誓をした場合、警察官の監視下に置かれ、そこでまた麻薬に手を出したり、販売したりすると殺害されるという流れになるようです。

つまり、留学生がいきなり冤罪で殺されるということはまず起こりえません。なぜなら

殺害する理由もメリットもないので。

警察も自警団も殺戮を楽しんでいるわけではありません。もちろん、フィリピンは無法地帯になったわけでもありません。

この2か月の間も1件もそのような事件は起きていませんのでご安心を。

治安に関してはセブを含めたフィリピン全体で、現在安定に向かって大きく動ているので是非安心してフィリピン留学をしてもらえればと思います。

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この記事を書いた人

石原 智之

石原 智之

2006年にオーストラリアにワーキングホリデーで渡り、留学カウンセラーとなり3,000人超えの留学サポートを行う。2009年よりフィリピン・セブ留学手配を開始し、2013年にオーストラリア永住権取得。現在セブ島に常駐して、フィリピン・オーストラリア留学カウンセリング、現地サポートを担当。 » スタッフ紹介