フィリピンネタ

給料日

フィリピンの給料日は基本的に月2回と決まっています。

実はオーストラリアを含めた欧米でも月2回が基本という国は多く、これ自体は問題ではありません。

ただ、ここフィリピンではこの給料日が会社側からすると本当に厄介なものとなります。

原因:現金払い

一部の大手企業以外は、給料は現金払いが基本です。会社によって給料日は異なりますが、一番多いのが毎月15日と30日払いのタイプ。

銀行に毎回行かないといけない

当然月2回担当者が銀行に行って現金を下ろすことが必要です。当然銀行くのも時間をとられますし、銀行でも待ち時間も長く非生産的な時間をすごすことになります。

社員ごとに給料を封筒に入れる

そして、やっと現金を持ち帰ってきても、それを社員1人1人別々の封筒に分ける作業があります。社員が多い会社では1日掛かりの作業となります。

なぜ銀行振り込みでないのか?

僕もセブに来てこの現金払いシステムをみて、なぜ銀行振り込みにしないのか気になり提案したこともあったのですが、返ってきたきた回答は

スタッフが銀行口座を持っていないからムリ!

というものでした(汗)実はフィリピンではお金持ちを除いてほとんどの人が銀行口座を持っていません。タンス預金が基本です。なんでも現金は身近な所に置いておくのが一番安心だからという理由からのようです。

ATMが信用されていない

その他にATMが信用されていないというのも原因の1つです。

もちろんフィリピンにもATMは当たり前のように街中にあります。しかし、故障中、現金が底をついている、謎のエラーメッセージなどで下せない事がちょこちょこあり、また道路に面したATMなどは深夜利用すると強盗に遭うこともあるとか(ちなみに僕もよくATMを使いますが1度も危ない目にあったことはありません)。

確かに、ATMでお金が下せなくて苦労することもなくはないです。ですので、ATMへの信頼度が低く現金を手で持っているのが一番安心と彼らは考えています。

また、銀行振り込みであっても、給料日に全額引き出す人が多いので、給料日はATMには長蛇の列ができて、午後にはATM内のお金が全部無くなるということもよくあります。

まだまだ、フィリピンは現金至上主義となっています。

なぜ給料日は月1回ではダメなのか?

そんなこともあり、銀行振り込みができないので、ではこの手間をせめて月1回に減らしたいと思い提案してみたところ

月1回だとすぐに全部使ってしうのでムリ!

とのことでした(汗)。最初はふざけて言っているのかと思いましたが、かなり真剣な様子。。。

では、2つの封筒に分けて渡す。それを2週間ごとに使えば一緒でしょ。と提案してみたのですが、手元にあれば絶対に使ってしまうので困るの一点張り。

全く理解できない論理なのですが、複数のフィリピン人スタッフや他の会社の日本人スタッフに確認しても、どこも同じようです。。。

これは文化の違いってやつですね。

日本の常識は世界の非常識

日本人は貯金が好きな国民性と言われますが、多くのフィリピン人はお金はあればあっただけ使います。貯金は全くしないという人が大半です(もちろん、お金持ちは別です)。

ただ、フィリピン人からすると日本人は漠然とした将来の不安のために生活を切り詰めて貯金をしているのが理解できず、今を思いっきり楽しむべきという彼らを見ているとどちらが正解なのかはわからないと思うこともしばしばです。

将に日本の常識は海外の非常識。海外で暮らしていると様々な価値観に触れることができる、これも海外生活の醍醐味の1つですね。

フィリピンネタ

この記事を書いた人

石原 智之

石原 智之

2006年にオーストラリアにワーキングホリデーで渡り、留学カウンセラーとなり3,000人超えの留学サポートを行う。2009年よりフィリピン・セブ留学手配を開始し、2013年にオーストラリア永住権取得。現在セブ島に常駐して、フィリピン・オーストラリア留学カウンセリング、現地サポートを担当。 » スタッフ紹介